・Chapter 01 おしどり夫婦
・Chapter 02 楽しむ夫婦
・Chapter 03 越えていく夫婦
新婚さんたちへ生活を応援します
結婚しなくても、いろんな生き方がある時代。だけど、一番近くで喜ぶ顔が見たくなって悲しいときは支えたくて、ずっとそばにいることを約束したくなる。
今回は市内のすてきな夫婦をご紹介します。
◆Chapter 01 坂井市で愛を育むおしどり夫婦
◇手をつないで見つめ合って、確信した。あなたとの結婚、選んでよかった。
丸岡町在住
向川利樹(むこうがわとしき)さん(33歳)
恵(けい)さん(32歳) 夫婦
坂井市出身の利樹さんと恵さんは、高校時代に同じ電車に乗っていたことが分かって大興奮。高校時代にすれ違っていたのかも…。それぞれ青春時代を過ごした場所は、徐々に2人の思い出の場所に。「ピクニックしよう。」が合言葉の2人の手に掛かれば、どんな場所でもすてきなデートスポットに大変身。
◇考え方はそれぞれ違う たくさん話して、お互いを知ったいつの間にかちょっと似てきていた
出会いは6年前の夏。友人を交えた食事会で2人は知り合いました。楽しそうに話す天真爛漫な恵さんに利樹さんは一目惚れ。当時京都に住んでいた恵さんに利樹さんは連絡を欠かさなかったそう。「もともとは全然連絡をしないけど、こまめに連絡したくなって。」と、遠距離でもコミュニケーションをとりながら関係を深めていきました。
「いつでも面白いことを探している利樹さんと一緒にいるのが楽しかった。」と、恵さんはこぼれるような笑顔で話します。そんな2人のデートは工夫がいっぱい。ひと月のデート代はお互い出し合って4万円と決めました。「旅行や食事に行くとすぐなくなっちゃうから、月末は貧乏デート。市内のヤギを見に行ったり、川沿いでピクニックをしたり。お金をかけなくても、2人ならどんなことでも楽しめた。」
向川夫婦にうれしい知らせがあったのは、結納が終わり、ひと段落していたある日のこと。出かけた先で体調に異変があり、調べるとお腹に赤ちゃんがいることがわかりました。結婚式の予定を前倒しし、新居の準備など慌ただしい日々を過ごしたと、当時を振り返りながら話す2人の表情からは、懐かしさと達成感が感じられました。その後は結婚式に出産、新居での生活、子育てとたくさんの嬉しさや感動を分かち合っています。
おおらかで要領が良く気配り上手な利樹さんと、どんなことにも向き合う一点集中型の恵さん。結婚後、自分の家族と上手にコミュニケーションをとり、気遣いを欠かさない利樹さんに、尊敬と嬉しさが混じります。恵さんの前ではほわほわしている利樹さんも実家に行けばしっかりものの長男。そんな一面も結婚後だから知れた部分。たくさん一緒にいて知っているつもりでも、新たな側面が見られることが新鮮だそう。
「子供のことをお互いの親が話している時に、結婚してよかったと思う。仕事の合間をぬって来てくれて生きがいなんて言ってくれて。」結婚は相手の家族と家族になるということ。2人だけの世界から、どんどん世界が広がってきて、家族がつながっていくことで結婚の実感と幸せを感じると話します。
お互いを認め合って、思い合って、歩み寄る。いろんなことを経験して、楽しいも嬉しいも、時には悲しいことや怒ることだってありました。そんなたくさんの感情を分かち合いながら、寄り添って生きていこうと結婚を選んだ2人。これからは2人の時間も大事にしていきたいそうです。
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