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特集 結婚。ー結婚すること。積み上げていく2人のかたちー(2)

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福井県坂井市

◆Chapter 02 移住して二人の時間を楽しむ夫婦
◇いつでも肯定して味方でいてくれるから隣を歩くことが心地良い
土井拓斗(どいたくと)さん(31歳)
梨奈(りな)さん(31歳) 夫婦
春江町在住
拓斗さんの仕事の関係で3年前から坂井市に移住。今年の春から、休みの日は登山に行くように。「次はどこに行く?ドーナツはんぶんこしよう。」ふたりで見つけた趣味の時間を過ごして、楽しみも感動も時には大変なことだって笑い合いながら分け合いっこ。

◇ひとりよりふたりのほうが喜びも楽しみも倍に
「お揃いの服すてきです。」と声を掛けると「たーぼうが昨日違う服用意していたのに、真似してきたんです。」
笑いながら話す梨奈さんと少しとぼける拓斗さん。ほほ笑ましいやり取りをする埼玉県出身の拓斗さんと愛媛県出身の梨奈さんは、3年前に坂井市に移住してきました。遠距離交際や同棲を経験しながら、5年間の交際期間を経てたどり着いた結婚。
夜景を見ながらプロポーズをしようとして指輪を忘れたというおちゃめな拓斗さんは、まれにみるポジティブ人間。怒られていることに気が付かない拓斗さんと、そんな彼を理解しつつ落ち着きのある梨奈さんはケンカをしたことがありません。
「肉じゃがおいしかったよ~。」お昼に梨奈さんから拓斗さんへ連絡が入ります。共働きの2人は家事も分担。おかず作りは週末が拓斗さんで、週半ばは梨奈さんと決めています。食事の時間が合わなくても、お互いが作ったごはんを食べて感想を伝え合うことが、うれしい時間。
そんな2人は来年、屋久島に行く計画を立てているそう。

◆Chapter 03 生まれ育った環境の違いを越えていく夫婦
◇完璧な人なんていない お互い向き合う努力をして信頼が生まれた
ネセラマークさん(50歳)
祐紀子(ゆきこ)さん(43歳) 夫婦
三国町在住
時間に追われる毎日を過ごしている2人は、ときどきディナーへ出かけ、2人の時間を大切にしています。「子供たちは私たちが仲良くしているのがうれしいみたい。」そんな仲良し家族は、マークさんが8年かけて森を切り開いて建てた、海の見える家に住んでいます。

◇人生を一緒に歩いているパートナー いないと困る存在に
ドイツ出身のマークさんと石川県出身の祐紀子さんの出会いは22年前。福井で英会話教室の仕事をしていたマークさんは、仕事の関係で祐紀子さんを知り、交流を深めました。
「外国人だからと特別扱いするわけじゃなく、最初から自然体だった。そんな祐紀子さんの雰囲気に惹かれて。」と話すマークさんは、周りを巻き込みながら自分で決めたことをやり通す行動派。2人は冒険的な性格が一致し、海外旅行によく行っていたそう。祐紀子さんはマークさんの影響を受け、インド一人旅に挑戦したことも。そんな2人の結婚は両親の大歓迎もあり、自然と決まっていきました。
「ぶつかることもあるけど、思いを伝えることを大事にしています。変わろうと努力をしてくれるから、いつも乗り越えられた。」と話す祐紀子さん。2人は英会話教室のオービット外語学院の経営者であり、子どもにとってはお父さんとお母さん。2人の関係性は全ての基礎だから、自由なマークさんを現実的な考えに導いてくれる祐紀子さんは、お互い補い合える大事な存在です。

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