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人道の港 敦賀ムゼウム 企画展「ワルシャワ。灰の中から甦る不死鳥」

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福井県敦賀市

令和6年11月3日(日・祝)~令和7年2月24日(月)

▽戦争被害から、不死鳥のように立ち上がったポーランドの首都ワルシャワ
1939(昭和14)年9月1日、ドイツによるポーランド侵攻から始まった第二次世界大戦。ナチス・ドイツの政策によるポーランド人への迫害、虐殺、拷問…。そのような状況において、ついにポーランド人たちは立ち上がりました。1944(昭和19)年8月1日17時、ポーランドの首都ワルシャワで蜂起が決行されたのです(ワルシャワ蜂起)。武器が不足し、連合国の支援もほとんどない圧倒的に不利な中、ドイツの占領軍に対し、女性や若者を含む蜂起軍が勇敢に立ち向かっていきました。ヒトラーは、蜂起軍の弾圧とワルシャワの徹底破壊を命じ、多くのワルシャワ市民が絶滅計画の犠牲となり、処刑されました。それでも、蜂起軍は熱い想いを胸に、最後までドイツ軍と戦うことをやめませんでした。
しかし、同年10月2日、蜂起軍は降伏。63日に及んだ決死の抵抗は、無惨な結果に終わります。ポーランド人の犠牲者は15万人にのぼるともいわれ、美しかったワルシャワの街はドイツ軍により破壊し尽くされました。そして、1945(昭和20)年、第2次世界大戦が終結したのです。
廃墟と化したワルシャワですが、戦後、ポーランド人たちによって、戦前の写真や絵などを参考に旧市街が忠実に復元され、現在「ワルシャワ歴史地区」として世界遺産に登録されています。
この企画展は、忘れてはならない戦争の歴史とともに、廃墟から立ち上がり、近代的でダイナミックな都市となったワルシャワの「復興」がテーマとなっています。ワルシャワが不死鳥のように甦っていく姿を映し出す映像も必見です。

主催:
ワルシャワ蜂起博物館(ポーランド共和国)
ワルシャワ市
アダム・ミツキェヴィチ・インスティチュート

協力:
ポーランド広報文化センター
ポーランド共和国外務省

▽11月3日は、ムゼウムリニューアルオープン記念日!
当日は入館料無料(19時まで開館延長
・福井大学国際地域学部実習生による館内ガイド(常設展示エリア)10:30~
・敦賀高校創生部によるポーランドのドーナツ「ポンチキ」販売 10:00~(なくなり次第終了)
・先着100人にガチャガチャ1回プレゼント(小学生以下)
・ポーランドの子ども用くつ下販売(数とサイズに限りがあります。)

■関連イベント
▽11月2日(土)11時〜
ポーランドと敦賀の子どもたちによるアートイベント『描くよろこびは国境を越えて』
大きな橋の半分を敦賀の子どもたちが、そしてもう半分をポーランドにいる子どもたちが描き、ひとつの大きな橋を完成させて、完成した橋の絵を両国に展示するプロジェクトです。当日は、どなたでも参加できます(参加者はガチャガチャができます)。
また、昨年敦賀とリトアニアの子どもたちが完成させた絵が、「命のビザ」が発給されたリトアニアの「杉原記念館」に展示され、敦賀に帰ってきました。こちらもぜひご覧ください。

▽11月23日(土·祝)・24日(日)気鋭のポーランド人監督が制作した映画『遥かなる日本へ』上映会
敦賀に上陸したポーランド孤児の史実をはじめ、これまでの多岐にわたる日本とポーランドの歴史的関係について、多方面から評価を得ているドキュメンタリー映画の上映会を開催します。映画終了後、監督ラドスワフ・ティシュキェヴィッチ氏のトークショー(日本語)もあります。なお、両日は「関西文化の日」事業のため、入館料無料です。
23日(1)10時~
24日(1)10時~(2)14時~

問合せ:人道の港敦賀ムゼウム
【電話】37-1035

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