◆あふれる魅力をつなげる あたらしい敦賀
敦賀市長 米澤 光治
新年明けましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい初春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年4月に市長に就任させていただいて以来、「市民の生活を良くするために何をすべきか、敦賀の未来をどう描くか」を課題として、「敦賀のあたらしいステージ」を実現するため、様々な取り組みを進めてきたところです。
新しい年のスタートにあたり、「今、敦賀市が取り組んでいること」、そして「これからの敦賀市」について申し上げます。
▽北陸新幹線敦賀開業
いよいよ本年3月16日、北陸新幹線敦賀開業を迎えます。整備新幹線の駅では日本一の高さを誇る敦賀駅舎も姿を現しました。
開業日に向け、街全体で新幹線開業を祝うイベントの準備も進めています。市民の皆様とワクワクしながら、北陸新幹線と敦賀を訪れるお客様をお迎えしたいと思います。
100年に一度といわれる新幹線開業のチャンスに、まちづくりも積極的に進めています。中心市街地への玄関口となる敦賀駅西地区では、「otta」が人気ですし、知育・啓発施設「ちえなみき」にも、1年間で30万人を超える来場者数を記録しました。
駅からアーケードに歩みを進めますと、今、商店街では新しい店舗のオープンや出店計画が相次いでいます。そして、駅前商店街や国道8号の本町商店街の歩行空間整備が進み、キッチンカーを含むまちづくりプレイヤーが活動できる賑わいフィールドになりつつあります。氣比神宮の門前である神楽商店街のリニューアルとあわせ、中心市街地の主要各エリアで受け皿が整いつつあります。
こうして行政と民間が協力し、令和6年を、北陸新幹線の開業効果が市民の皆様一人ひとりに感じられる、飛躍の年にしていきます。
▽市民の生活を良くするために
さて、敦賀市には、前に進めたい課題、解決したい問題が多く有ります。高齢者福祉や障がい者福祉、児童福祉といった福祉分野、新しい時代に適応しつつ郷土愛を育む教育分野、地域活動の活性化、高齢化に対応したコミュニティ交通、農業や漁業といった一次産業の振興、スポーツや文化芸術活動の充実、デジタル社会への対応、そして人口減少対策など、今すぐ取り組みたいことばかりです。
▽敦賀の未来のために
特に、全ての課題の大本になる人口減少対策にはしっかりと手を打っていきます。結婚支援から始まり、子育て環境、教育環境を整備していきます。
また、ホームタウン奨学金の導入では、進学を支援するとともに、若い人のUターンを促進できるよう検討を進めています。デジタル教育を充実させ、ふるさと敦賀で仕事ができる若い人を増やしていきます。
美しい自然と美味しい食に恵まれた敦賀市での生活を、一人でも多くの人に楽しんでいただけるよう、敦賀市の良さをアピールしていきたいと思います。
▽結びに
新たな年も、市民の皆様一人ひとりの生活に目を向け、市民の皆様と語り合いながら市政運営に努めます。そして、「楽しく住む敦賀」「安心して住む敦賀」の実現のため、全力で取り組んでまいりますので、皆様のより一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
本年が皆様にとりまして、幸多き素晴らしい一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
◆多様な声に寄り添い、豊かなまちづくりの実現へ
敦賀市議会議長 馬渕 清和
新年明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日ごろから市議会に対する深いご理解と格別のご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
▽市議会新体制スタート
さて、敦賀市議会は前期の戦後初の無投票、議員定数削減を求める請願採択、昨年の選挙からの定数2人減を経て、新たな22人の体制となりました。
また、地方自治法の改正により、地方議会の役割および議員の職務などが明確化されました。改めて予算や条例について最終的決定権を持つ議会の役割や責任、議員の職務の重要性を認識し、市民の負託にこたえてまいります。
▽敦賀市の将来に向けて
いよいよ3月16日には北陸新幹線敦賀開業を迎えます。新幹線延伸は、地域を活性化させる役割が期待されますが、二次交通の整備の遅れや人手不足などから好機を逃さぬよう取り組まなければなりません。この開業は、交流人口増を狙うと同時に、移住・定住につなげるための市民力が問われる時代の幕開けかもしれません。今こそ市民の力を結集し、様々な課題が解決されるよう取り組んでまいりたいと存じます。
また、少子化・人口減少、グローバル化の進展、格差の固定化と再生産など、様々な社会課題が存在する中、これからの社会を展望する上で、教育の果たす役割はますます重要となっています。もっともっと教育に目配りする必要があると感じているところであり、より地域一体となった教育力の向上が求められているのではないかと存じます。
市議会といたしましても、地域や社会が幸せや豊かさを感じられる教育の在り方をこれからも議論するとともに、多様性が尊重され、安全・安心・安定した生活が実現されるよう、社会生活に不可欠な各種施策の見直しや新たな取り組みに寄与してまいりたいと存じます。
▽市民参加・市民と連携する議会
敦賀市議会においては、市民本位の立場に立ち、議論を通じ、「市民に信頼され、その負託にこたえていく、身近でわかりやすい議会」を目指し、取り組んでおります。取り組みの一つである、議会活動や議会での議論を広く知っていただくとともに、市政や議会に対する市民の皆様の考え・思いを伺う「議会報告会」を実施し、市議会への市民参加および市民との連携を図っています。
▽結びに
こうした議会活動を通じて、市民一人ひとりが主権者としての力を発揮できるよう取り組むとともに、議員各々の専門性や強みを生かし、様々な課題に対する議論が、身近で分かりやすく感じてもらえるよう努め、力を合わせて本市の発展に向けて取り組んでまいりますので、なお一層のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、新しい年が皆様にとって、幸せ多き一年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>