■年末年始も過度な飲酒を控えよう
今年も終わりに近づき、忘年会、新年会の時期になりました。この時期、飲酒をする機会が増えますが、適度な飲酒量を知り、健康に配慮しながら、適切な飲酒を心がけましょう。
▽飲酒による健康へのリスク
過度な飲酒は、アルコール性肝障害、高血圧、脳卒中などの生活習慣病やがんの発症のリスクを高めます。
生活習慣病のリスクを高める量は、1日当たりの純アルコール摂取量が男性は40g以上、女性は20g以上とされています。(厚生労働省 健康日本21より)
適度な飲酒量(純アルコール量)=男性20g 女性10g
具体的に純アルコール量20gとは…
・ビール 5% 500ミリリットル
・日本酒 15% 180ミリリットル
・缶チューハイ 7% 350ミリリットル
・ワイン 12% 200ミリリットル
・焼酎 25% 100ミリリットル
・ウイスキー 43% 60ミリリットル
▽日本人の飲酒により発症リスクが高まる疾病
出典:厚生労働省飲酒に関するガイドライン
▽お酒の影響を受けやすい3つの要因
(1)年齢の違いによる影響
高齢者は体内の水分量の減少で、若い頃と同じ飲酒量でもアルコールの影響が強く表れ、転倒、骨折、筋肉の減少の危険性が高まります。また、20歳代の若年者は脳の発達途中であり、健康問題のリスクが高まる可能性があります。
(2)性別の違いによる影響
女性は、一般的に男性と比べて体内の水分が少なく、分解できるアルコール量も少ないことや、女性ホルモンなどの働きによりアルコールの影響を受けやすいことが知られています。
(3)体質の違いによる影響
アルコールを分解する体内の分解酵素の働きの強弱などが個人によって大きく異なり、顔が赤くなったり、動悸や吐き気を引き起こす可能性があります。
▽お酒と上手に付き合うために
心がけてほしいこと
・自らの飲酒状況を把握する
・あらかじめ量を決めて飲酒する
・飲酒前、飲酒中に食事をとる
・飲酒の合間に水を飲む
・1週間のうち、飲まない日を2日以上つくる
避けてほしいこと
・一時多量飲酒(急いで飲まないようにしましょう)
・他人への飲酒の強要
・不安や不眠を解消するための飲酒
・病気など療養中の飲酒、服薬後の飲酒
・飲酒中、飲酒後の活動や入浴
問合せ:健康推進課
【電話】25-5311
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