原子力TOPICS

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■第135回敦賀市原子力発電所懇談会を開催しました
令和6年11月15日、第135回敦賀市原子力発電所懇談会を開催し、「各原子力発電所の状況」について、文部科学省および電力事業者から説明を受け、意見交換を行いました。
国土地理院が高速増殖原型炉もんじゅの敷地内に推定活断層があるとする活断層図を公表した件について、委員からもんじゅや新試験研究炉の安全性を確認する意見があり、原子力機構からは「使用済燃料は十分に冷却されていること、一部のナトリウムは抜き取りをして固体の状態で保管されており、残りのナトリウムについても火災対策が十分なされていることなどが原子力規制庁によって確認され、廃止措置の安全性に与える影響は低いとの判断がなされている。新試験研究炉の設置にあたっては、設置基準に照らし地質調査や地震動評価を行い、推定活断層も新たな見解として含めて総合的に検討していく。」との回答がありました。
また、敦賀発電所2号機に関し、委員から「直下に評価すべき断層があることを否定できていないという厳しい判断がなされたが、市民に状況を丁寧に説明し、納得できる形で取り組んでいただきたい。」との意見があり、日本原電からは「再申請に必要なデータを得られるよう、追加調査の内容をしっかり詰めて、調査を実施していきたい。今後の取組状況については、ホームページや広報誌などで説明するとともに、市内の全戸訪問も行う予定であり、しっかり説明してまいりたい。」との回答がありました。
その他、美浜発電所3号機で昨年10月に発生した海水配管の減肉事象や、廃止措置に携わる地元企業に対する対応などについての意見がありました。

※敦賀市原子力発電所懇談会とは
原子力発電所に関する諸課題について市民から意見を聞く場として、昭和55年から開催しています。市長を座長に、市内各種団体の代表者などが委員となっています。

問合せ：原子力安全対策課
【電話】22-8113