北陸新幹線が初めて福井県内を走ることを祝して、各新幹線駅でイベントが開催されました。試験走行が始まった翌日の9月24日には、JR芦原温泉駅にて開業半年前イベント「新幹線歓迎会」が行われ、ステージイベントや物販のほか、盛大なパレードが行われ、大勢の県民が北陸新幹線の開業に期待に胸を膨らませました。
また、10月1日には、北陸新幹線の実車であるW7系の入線を祝し、JR福井駅で歓迎セレモニーが行われました。町からは町長・議長はじめ、公募から選ばれたみなさんが北陸新幹線の入線を祝いました。同日、JR福井駅東口に建設していた福井市観光交流センターもオープンし、子どもから大人までたくさんの人が施設を満喫していました。
北陸新幹線福井敦賀開業まであと約4か月!開業に向けてみなさんも一緒に、どんどん永平寺町をPRしていきましょう!
■試験走行開始記念インタビュー Q and A
新幹線が福井にくると、今まで以上に多くの人々が観光で永平寺町を訪れることになります。今回、永平寺町の観光・商工関係の目線で、この北陸新幹線 福井・敦賀開業をどのようにとらえているかを関係団体のみなさまにお聞きしました。
Q1:永平寺町にも多くの人が来るが、何を期待するか
Q2:新幹線開業に向けた取り組みは
Q3:町民にメッセージ
○永平寺門前観光協会 会長 山口 悦男
・A1
門前に観光客が増え、コロナ前以上の人が来ることを期待している。外国の人にも、金沢から福井に足を運んで福井そして永平寺町の景色やおいしいものを堪能してほしい。
・A2
各店のサービス向上を図るため、3月までにセミナーを開催する予定。また、インバウンド対応として、翻訳アプリの使い方を勉強したり、商品を理解してもらえるように多言語に対応したQRコードをつけたりするなどしていきたいと考えている。
・A3
永平寺町のみんなで観光客をお迎えしていただきたい。観光客をお見かけした際には、ぜひ笑顔で挨拶をしてください。
○永平寺町観光物産協会 会長 山本 平
・A1
やっと東京と福井が一本につながり、感覚的に近くなり便利になると思う。関東の皆様にも、福井は近いと感じてもらい、ぜひお越しいただきたい。
・A2
永平寺町観光物産協会としては、イベントや商談会に参加し、永平寺町の良さを積極的にアピールしています。これからもさまざまな機会をとらえて、広報・周知をしていく。
・A3
県外からたくさんのお客様が来ること、東京へ3時間で行けることをみなさまにも実感してほしい。「自分には関係ない」ではなく、みんなで自分たちの町の良さをPRしていきましょう。
○まちづくり会社ZENコネクト 代表取締役 山田 秀幸
・A1
永平寺町には「大本山永平寺」という大きな観光素材がある。永平寺町に訪れた人が、ゆっくりと滞在し、その良さを感じ、また訪れたいと思ってくださることを期待する。
・A2
永平寺町は空気が澄んでいて水がきれい。ゆえに食べ物がおいしい。また、九頭竜川や山の風景が趣深く、人情がある。これらに触れていただくためには、ゆっくりと過ごしていただくことが大事なので、一棟貸しの宿「禅の里笑来」をPRしている。また、2年ほど前からブドウ栽培を始め、地域おこし協力隊と栽培・加工の研究をしている。第1弾としてスムージーの販売を始めた。新幹線開業時には多くのブドウの収穫を期待している。将来、観光農園の開園も視野に入れ、新規就農者を増やせたらと思っている。
・A3
県外でのイベントでお客様との会話の中で「永平寺町に行ったことあるよ。いいところやね。また行きたいわ」と言われると、とてもうれしい。住んでいるとその良さに慣れてしまい、良さに気づかなくなっているので、町民のみなさまと一緒に永平寺町の良さや誇れるものを見つけたり作ったりしていきたい。
○永平寺町商工会 会長 鈴木 茂喜
・A1
商工会は、町の地域経済団体として、町の賑わいづくりをしている。特にここ5年ほどは、地区ごとの各イベントに協力し、地域の人と一緒に賑わいを創出している。町内のみなさまはもちろん、町外・県外のお客様にも、ぜひその場へ来て楽しんでほしいと思う。そして、今作成している観光素材集を利用して、町内の多くのお店を周遊していただきたい。
・A2
町のブランドSHOJINとして認定された商品を多くのみなさまに知っていただくため、県内外のイベントに参加するなどして販路の拡大や素材のグレードアップにつながる活動をしている。新幹線開業に向けて、SHOJIN認定商品の販売を通して、会員自身が販路拡大につながるしかけができるよう商工会としてしっかりと支援していく。
・A3
町内には、サービス業として約200店舗あるが、少子高齢化の中どうやってお店を継続していくかが課題となってくる。観光客だけでなく町民のみなさまにも、ぜひ地元でお買い物をしていただき、町の賑わいづくりを担っていただきたい。
問合せ:商工観光課
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