今回は「もしも」のときのために、なぜ今考える必要があるのか、その思いを周りの人と共有することについて掲載します。
もしも、
寝たきりになったら…
これ以上の治療が難しいと言われたら…
認知症など、自分の思いを伝えることが難しくなったら…
人である限り、すべての人は人生の最期を迎えるときが来ます。そのときは、いつかはわかりません。
人生の最終段階で、どのような医療を受けたいのか、どのように過ごしたいのか、そのときになってから考えるのでは、遅い場合があります。自分の意識がなくなると、家族に急迫の判断を求められる場合も起こりえます。
「延命できるなら少しでも長く生きたい」「家で、今までどおり過ごしたい。痛みだけは取り除いてほしい」など、人によって願うことに違いはあります。自分が医療に何を望んでいるのか、どのような最終段階を迎えどのような人生を送りたいのかを日頃から考え、家族と自分の思いを共有しておくことが大切です。自分の思いを共有しておくことは、「もしも」のときの家族の支えになります。
◆大切な人にこんなことを伝えてみよう
・どのような医療・ケアを望むか
・どこで過ごしたいか
・大切に思っていること
・不安に思っていること
◆人生会議が最期のときを豊かにする
厚生労働省では、人生の最期を迎えるときのために、本人が望む医療やケアについて前もって考え、家族や親しい人たち、医療やサービス担当者と繰り返し話し合い、思いを共有する取り組みを「人生会議」と名付けています。元気なときから、本人の思いを共有しておくことは大切です。
お正月や誕生日など家族や親しい人たちが集まるときに話し合ってみましょう。
《出張 みんなのサロン 11月・12月の開催日》
・11月5日(火) 開発センター2階消防ホール 10時~13時
・11月22日(金) 松岡公民館多目的ホール 10時~13時
・12月10日(火) やすらぎの郷大ホール 10時~13時
・12月27日(金) 松岡公民館多目的ホール 10時~13時
出張みんなのサロンは、介護者、地域のみなさん、どなたでも自由に参加できます。認知症や脳梗塞後遺症などの病気の不安や心配ごと、介護の方法など、お茶を飲みながら話をしませんか。みんなのサロンでは、看護師のボランティアが活動しています。
申込み・問合せ:福祉保健課
【電話】61-3920
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