明治時代に福井県内で撮影された貴重な記録写真を1冊にまとめた「福井県写真帖」が永平寺町松岡神明にお住まいの長谷川順子さんから寄贈され、10月2日、役場本庁で寄贈式が行われました。
福井県写真帖は、明治42年に発行されたもので、専門家によると県内には3冊しか現存していないという貴重な資料。河合町長は、早速、写真帖を手にして、長谷川さんと一緒に、当時の様子を鑑賞しました。
写真は三国町からはじまり、当時の村長や町長などの偉人や、町の様子や暮らしがうかがえるもの、銀行や商店などがモノクロ写真で記録されており、吉田郡のページでは、織物業や酒造りが盛んだったことがうかがえる写真や、今とほとんど変わらない吉峰寺や永平寺の写真も掲載されています。
写真帖は、長谷川さんのお宅で先祖代々大切に受け継がれてきたもので、「本の状態の良いうちに、多くの町民のみなさんや子どもたちにも見てもらいたい」という思いから、このたび、町に寄贈してくださいました。
寄贈いただいた写真帖は町で大切に保管するとともに、データ化して町立図書館で閲覧できるようにする予定です。
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