◆福祉避難所研修会
11月7日、永平寺町と「災害時における福祉避難所の指定に関する協定」を締結している町内6事業所と永平寺町社会福祉協議会、町福祉避難所関係職員を対象に、福祉避難所に関する研修会を開催しました。研修会では、永平寺町防災アドバイザーの酒井明子氏が、能登半島地震における福祉避難所の状況を交えながら、福祉避難所の確保や運営ガイドラインについて説明をしたほか、はぁもにぃ永平寺の田邊施設長が、毎年行っている「福祉避難所開設受入訓練」の事例を紹介し、訓練の重要性を共有しました。
今後も福祉避難所の充実・強化を図っていきます。
◆交通安全功労者知事表彰受賞
第41回福井県交通安全県民大会において、坪川良一さん(東諏訪間)が令和6年度交通安全功労者知事表彰を受賞されました。
坪川さんは、平成24年から12年の長期にわたり、永平寺町の交通指導員として地域の交通行政に積極的に参加。交通安全県民運動における通学路での街頭指導をはじめ、小中学校における交通安全教室やイベント・祭事などで交通指導をされ、現在も交通指導員として活躍しています。
◆地区防災計画の推進
11月17日、永平寺開発センターにおいて地区防災計画作成にともなうワークショップが開催され、町内4地区(松岡末政・諏訪間・光明寺・浅見地区)の区長、自主防災会長、民生委員など約25名が参加しました。
地区防災計画は地域住民が主体となって地域の特性に応じて作成する防災計画で、今年度は4地区をモデル地区として選定。8月には地区説明会を開催したほか、10月には危険箇所や避難経路などを確認する「防災まち歩き」を行ってきました。ワークショップでは、NPO法人災害看護研究所にご協力いただき、コミュニティタイムラインや防災マップを作成しました。
町では、住民と一体となって地区防災計画を作成することで、地域防災力の向上を図っていきます。
◆個別避難計画進捗状況(令和6年10月31日現在)
○個別避難計画取組集落 66集落
・松岡地区 34集落
・永平寺地区 18集落
・上志比地区 14集落
○個別避難計画作成件数 316件
◆広域水災発生時の共同取組に関する覚書を締結
令和5年3月24日付で締結した、永平寺町とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社との包括連携に関する協定に基づいて、11月25日、罹災証明申請にともなう覚書を締結しました。
覚書を締結することで、保険契約者が罹災証明発行のサポートを保険会社へ依頼できるようになります。
◆永平寺北自主防災連絡協議会 防災訓練
11月10日、永平寺北自主防災組織連絡協議会主催の防災訓練を実施。「災害時における協力に関する協定」を締結している(株)西村組の施設を見学したほか、広域避難所に指定されている永平寺生活改善センターで、パーティションやベッドなどの防災資機材の組立訓練を行いました。吉田謙治会長は「これからは毎年継続して全体訓練を行い、災害時に備えたい」と話していました。
◆大本山永平寺・志比地区合同防災訓練
11月19日、大本山永平寺と志比地区が震度7の地震を想定した合同避難訓練を実施。防災行政無線からの呼びかけにより、志比地区の住民が一斉に本山への避難を開始するとともに、地区から委嘱された地域避難支援者と雲水が協力し、要配慮者を安全に避難させる避難誘導訓練が行われました。
◆永平寺中自主防災連絡協議会 防災訓練
11月3日、永平寺中自主防災組織連絡協議会主催による防災訓練が、永平寺開発センターで行われました。今年は、毎年行っている避難訓練や消火訓練ではなく、初の試みとして、各地区がグループに分かれて話し合う方式で実施しました。
訓練には、約100名が参加。「災害時のトイレ」をテーマに、地震発生時に家庭のトイレが使用できなくなった場合の対応や、避難所に設置された仮設トイレの運用方法について、積極的に意見が交わされました。また、連絡協議会の役員で作成した段ボールトイレの説明や、ペット用の猫砂を使った非常用トイレの実験を行うなど、訓練に参加したみなさんにとって、災害時のトイレについて考える有意義な訓練となりました。
◆松岡西自主防災連絡協議会 AED訓練
11月17日、ふるさと学習館で松岡西自主防災組織連絡協議会が、心肺蘇生法とAED取り扱いの訓練を実施。誰にでも起こりうる「突然の心停止」に対し、その場に居合わせた人の適切な対応がカギとなることや、緊急時には「行動すること」が何よりも大切であることを学びました。
参加者全員が「救える命を救う」意識を持ち、いざという時のために役立つ訓練となりました。
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