11月10日、志比南振興連絡協議会主催の「ふるさとフェスタ」が初開催されました。会場の志比南小学校にはさまざまなブースが設けられ、楽しい、美味しい、面白いが盛りだくさんの多彩なイベントとなりました。
メイン会場の体育館では、スマートボールやボールすくいなどのゲーム広場が設けられ、多くの子どもたちでにぎわったほか、ふるまいのコーナーでは、うち豆汁や地元のお米を使ったおにぎり、志比南地区に伝わる郷土料理の「から大根」などがふるまわれました。地域おこし協力隊による昔ながらの石臼を使ったきなこ作り体験や理科工作などの体験コーナーもあり、子どもから大人まで、楽しそうに参加していました。また、健康介護や食改善コーナーのほか、キッチンカーや野菜の即売会などのお店も出店し、多くの来場者が買い求めていました。
◆未来の車SC―1試乗
イベントの目玉として登場したのは、ソニーとヤマハが共同開発したエンターテインメント車両SC―1。体育館でソニーグループのエンジニアが自動運転の技術についてわかりやすく解説した後、校舎前に設けられた特設のコースでSC―1の試乗会が行われました。この車両には、運転席もハンドルもなく、車内のディスプレイでは、カメラでとらえた周辺の風景にCGを重ねた映像を楽しむことができます。また、車体にも複数のディスプレイが設置され、広告や観光案内などの情報を発信できるようになっています。
SC―1は、町の自動運転事業として12月初めに永平寺町内で実証実験を実施する予定で、今回は実証実験に先駆けて試乗会を行いました。乗車した志比南小学校5年生の髙間奏さんは「車内の画面に出てきた魚の画像がきれい。また乗ってみたい」と話していました。
このほかにも、志比南地区自主防災組織連絡協議会の防災ブースや、人形劇公演、映画上映、サイエンスショーなど、子どもから高齢者まで一緒に楽しむことができる催しも行われ、志比南地区のみなさんはイベントをとおしてさまざまな人たちと交流を深めました。
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