■映画を鑑賞して
地域おこし協力隊の谷原佐智監督の映画TOKOSHIEのスタッフや出演者約20人が、自分たちが撮影・出演した映像を鑑賞しました。鑑賞後、出演者の多くが映画の出演を、そして永平寺町を誇らしく感じていたようでした。
映画TOKOSHIEは、今後、国内外の映画祭への応募を予定しています。また、町民のみなさまに見ていただく機会として、下記日程で試写会を開催します。ぜひお越しください。
○谷原 佐智 監督
地球の未来を切に問う映画が、永平寺町から世界にはばたくことを願っています。
○栢野 直樹さん(映画「Shall We ダンス?」撮影)
映画の魅力に溢れた映画らしい映画である。永平寺町の美しい四季の風景の中を7人の少女が奔放に動き回る。群れをなして泳ぐ魚のような彼女たちが語り合う言葉の中に、地球(ガイア)の意思=監督の現代社会への強い警鐘を感じる。
失踪した共通の友人「みく」を探し求める少女たちはまた、失われつつある大切なもの、時を超えていくための暗号「TOKOSHIE」の謎解きも始める。自分たちが立ち上がらなければ地球の未来は無くなってしまう。自然を守り、共存の道を進むための大人たちとの戦いを始めるのは今しかない。季節を自由に前後させることが「私たちは時間を超えている」との主張に不思議なリアリティをもたらしている。
ちょっとコミカルにも見える大人たちは変革をあてにできない現状維持勢力であり、7人の戦士たちを危険視し、排除しようとする。大人たちとの最後の戦いを決意した少女7人は九頭竜川で4人の援軍を得て合戦に挑む。このクライマックス「九頭竜川の戦い」は彼女たちを守護する九頭竜の化身が激流となってフェイドインし大人たちに襲い掛かる。何度もリフレインされる映像はその度に盛り上がり、あたかも交響曲のような感動をもたらす。かつて黒澤明監督からお聞きした「映画は音楽にとても良く似ている」を思い出した。
音楽CDを楽しむように繰り返し見返せば、新しい魅力を再発見できる映画である。
それにしても永平寺町の風景には驚かされた。
○山田 章弘さん(助監督)
想像を遥かに超えた映画になっていることにビックリ!撮影時は「これで映画ができるんやろか?」と半信半疑でした。1回より2回、3回と観たほうがこの映画の良さがわかると思います。谷原監督、映画制作に携わったみなさんに感謝します。
○川口 朱美さん(大人組トップ)
映画製作に携わって7か月。谷原佐智監督と7人の子どもたち、そして関係者のみなさまとともに作り上げた映画TOKOSHIEを観て、まず、凄いな!こんな映画になったんだと。子どもたちのシーンや100人のエキストラたちとの戦いの場は、撮影時にはどうなるのかなと思っていましたが、とても迫力あるものに。早くみなさんに観ていただきたいです。
○鈴木 亜依さん(子役 蘭)
撮影しているときは、撮影場所が決められていて、映像にするとどうつながるのかわからなかったけれど、映画を見てみたらストーリーがつながっていて、物語がよりわかるようになりました。自分の演技を見て、正直、声が小さかったり、滑舌が悪かったり、あそこをもう少ししっかりやっておけば良かったなーと思うところが何か所かありましたが、こんなに大きな映画に出させていただけて本当にいい経験になりました。
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