令和5年度の一般会計・特別会計・企業会計の決算が11月の臨時議会で認定されました。
町民のみなさまが納めた税金や、国・県から入ったお金の使いみちをお知らせします。
■一般会計
歳入総額:104億385万円(対前年度比 8.9%)
歳出総額:98億8,848万円(対前年度比 10.9%)
新型コロナウイルス感染症対応関連事業の国庫支出金が減少したこと、また、道の駅駐車場拡張工事が完成したことにともない、歳入歳出ともに前年度を下回る決算規模となりました。
○歳入総額:1,040,385万円
○歳出総額:988,848万円
<歳出(性質別)について>
・人件費…職員の給与、議員報酬、行政委員の報酬など
・扶助費…生活に困っている人や障がいをお持ちの人、児童、高齢者への支援に必要なお金[児童手当、各種医療費助成など]
・公債費…町が銀行などから借り入れた町債の返済に必要なお金
・繰出金…法律や基準に基づいてほかの会計に支出するお金[国民健康保険特別会計、介護保険特別会計などへの繰出金]
・物件費…町で事務を行うのに必要な経費や、施設の光熱費などの支払いに必要なお金[ごみ収集委託料、給食の賄材料費など]
・普通建設事業費…学校や道路、河川や公園、施設などの整備に必要なお金
・補助費等…団体などの活動支援に必要なお金[各種補助金]
・維持補修費…公共施設の修繕に必要なお金
・積立金…将来に備え積み立てるお金[財政調整基金積立金 など]
(単位:万円)
(※不足額は、過年度損益勘定留保資金などで補てん)
■町の貯金(財政調整基金)と借金(一般会計の町債残高)の状況
町の財政調整基金については、平成29年度と令和4年度に今後の公共施設最適化の取り組みなどに向け、特定目的基金への振り替えを行ったため減額となっています。
一般会計に係る町債残高は、公債費抑制対策の実施により平成25年度まで減少傾向にありました。近年の大型建設事業などの影響で平成30年度末の残高は約93億円となっていましたが、それ以降は減少し令和5年度では約80億円となっています。
借入に際しては、交付税算定に有利な合併特例債や過疎債を活用し、今後も計画的な借入により将来の公債費負担の上昇を抑えていきます。
■財政健全化判断指標の状況
<財政健全化判断比率等>
「地方公共団体の財政健全化に関する法律」に基づき令和5年度の健全化判断指標を公表します。
「(1)早期健全化基準(イエローカード)」を超えると、財政健全化計画を策定し、自主的な改善努力による財政健全化を行います。
「(2)財政再生基準(レッドカード)」を超えると、財政再生計画を定め、国、県などの関与による財政再建を行います。また、町債の発行など財政運営の制限を受けることになります。
永平寺町は、各健全化指標の基準をいずれも下回っており、健全団体の基準内となっています
<行財政改革の着実な推進>
町では、「行財政改革大綱実施計画」や「中期財政計画」に基づき財政の健全維持および事業見直しなどの行財政改革に現在も取り組んでいるところです。今日、本町における財政健全化基準が早期健全化基準以下で推移し、安定した財政運営を行えているのはこれらの取り組みが奏功しているからです。
今後も、収支バランスの取れた財政運営の実現を目指し、行財政改革を着実に実施することで、一層の財政健全化に努めていきます。
問合せ:財政課
【電話】61-3933
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