五松橋下流で幻の魚と呼ばれる「アラレガコ」の生息調査が始まり、12月20日、伝統的な漁「エバ漁」の見学会が開かれました。九頭竜川の中流域はアラレガコの生息地として国の天然記念物に指定されています。2日前に川の中に仕掛けた約3mの円すい形の竹かごをクレーンなどを使って九頭竜川中部漁協の組合員が水揚げすると、葉っぱや流木の中に約24cmのアラレガコ3匹がかかっていました。
九頭竜川アラレガコ伝統文化を守る会の会長で福井県立大海洋生物資源学部の田原大輔教授は「エバ漁でのアラレガコ生息調査は7年続けているが、3匹とも大きい物が獲れるのは珍しい」と話していました。
この後見学者は養殖のアラレガコの素揚げを試食しました。エバ漁は1月初旬まで行われます。
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