(北陸新幹線 福井開業まであと8か月)
北陸新幹線の基礎知識シリーズの第二弾です。今回は、東海道新幹線との関係、北陸新幹線を支える車両基地や専用車両についてお伝えします。
■敦賀ー新大阪間がつながれば
東海道新幹線に続き、東京と大阪を結ぶ2本目の新幹線として計画された北陸新幹線。来年の春以降、敦賀ー新大阪間がつながることではじめて全体が完成します。
両新幹線が形成する環状のルートは、広域な経済圏を実現し、観光・交流人口の大幅な拡大と大きな経済効果が期待されます。
また、東海地方などで巨大地震が起こり、もし東海道新幹線が機能しなくなったときは、北陸新幹線が日本列島のもう1本の大動脈として私たちの交通手段を守る役割を果たします。
■敦賀に新たな車両基地
北陸新幹線には、現在、長野県長野市と石川県白山市に車両基地があります。来年敦賀にも新たに基地が開業予定。変電所などを含めると約12ヘクタールもある広大な敷地内で、折り返し列車の収容や車両点検などを行います。
■線路や架線を守る専用車両
新幹線には線路や架線を検査しながら高速で走る点検車両があります。北陸新幹線では「Eイーストastiアイ」と呼ばれる車両が、10日に1回くらいの頻度で、時速260kmで走行しながら、レールに傷やゆがみがないかなどをチェックします。
※詳細は、本紙またはPDF版裏表紙をご覧ください。
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