■check 起業にも活用できる「後継者人材バンク」って?
創業を目指す起業家と、後継者不在の会社や個人事業主を引き合わせ、事業引き継ぎと創業を支援するのが後継者人材バンクです。
起業を考えている人がバンクに登録することで、後継者を探している事業者を見つけることができます。
起業を考えている人は、事業承継について、一度検討してみてください。詳しくは、ホームぺージをご覧ください。
福井県事業承継・引継ぎ支援センター 佐々木孝美さん
(私たちにお任せを!)
▽登録方法
1 創業支援機関(福井商工会議所など)の起業塾・創業支援セミナーなどを受講
※経営経験がある場合などは免除
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2 相談の上、創業支援機関を通じて申し込み
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3 事業承継・引継ぎ支援センターとの事前面談
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4 後継者を探している事業者(名称非公開)などの情報を提供
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5 両者の意思確認の上、顔合わせ
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6 事業承継・引継ぎ支援センターが、事業譲渡に向けて支援
▽マッチングの方法はほかにも
事業承継・引継ぎ支援センターでは、全国にある他のセンターと連携することで、県域を越えたマッチングにも取り組んでいます。
民間のM and A(企業の合併・買収)仲介サービス会社とも提携しており、そちらへ登録することも可能です。
▽11月は「事業承継を考える月間」
事業承継・引継ぎ支援センターでは、11/6~30の平日に「事業承継・親族承継・M and A引継ぎ大相談会」を開催しています。
また、11/16(木)に「事業承継を考える月間」セミナー「事業承継を成功させる秘訣は7つの”見える化”にあり!」を開催します。
※いずれも事前申し込みが必要です。
■Point! スムーズに承継するために
(お気軽にご相談ください!)
事業承継の相談を受けていて難しいと感じるのは、経営方針の擦り合わせです。親族内承継の場合でも、両者の間で意見に食い違いがあったりもします。
引き継いで事業を続けていくのは後継者なので、「後継者が何をやりたいか」を基本に、承継する側が残してほしいこととの妥協ポイントを見つけていき、ぜひ事業を次世代へ残してほしいです。
事業を承継するには、技術だけでなく、経営ノウハウや取引業者とのつながりも引き継ぐ必要があります。そのためには、5年から10年かかることも珍しくはありません。「自分はまだまだ若いから、まだ早い」と思わずに、早めに相談してください。
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