今月のテーマ「バス交通を考える」
■『バスドライバーのろのろ日記』
須畑寅夫/著(三五館シンシャ)
高校の社会科教員から、憧れだった路線バス運転手に転職した著者の奮闘記。
長時間労働を回避する「大開放」という自由時間や、「特発」「バック禁止」など定時運行を守るための運転技術に加えて、運賃の支払い確認、営業所内の人間関係などが痛快に解説されている。
バス業界で働く人々の喜びと苦悩の日々が赤裸々につづられた1冊。
■『人生がおもしろくなる!ぶらりバスの旅』
イシコ/著(幻冬舎)
旅の移動手段の一つにバスがある。バス旅の醍醐味(だいごみ)は、安いこと、楽なことに加えて、乗ったり待ったりする時間を味わえること。
著者は、昔利用していた路線バスに懐かしさを感じたり、高速バスで日本縦断したり。東南アジア、ヨーロッパ、アメリカなどで、その国ならではのバス旅も楽しむ。
笑いあり切なさありの、楽しめる旅エッセイ。
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