市立図書館が新しくなったよ!(2)

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リニューアルオープンを楽しみにしている地域の人に、新しくなった市立図書館への思いや考え、期待していることなどを伺いました。

■地域の子どもたちの新しい憩いの場に　いろいろな本に挑戦して、好きな本を増やしたい
春山小学校に通う、山田健史さん、真紗子さん兄妹。兄の健史さんは『ゲゲゲの鬼太郎』などで有名な水木しげる作品などの妖怪の本、恐竜や星座などの図鑑に加え、落語の本が好き。妹の真紗子さんは、工作の本やお化け図鑑・名探偵シリーズが好きで、特に『ナツカのおばけ事件簿』シリーズ(斉藤洋著、あかね書房)をよく読むそうです。
市立図書館をとても身近に感じていて、週末や夏休みなどに足しげく通っていた2人。一時閉館のお知らせを聞いたときは、さびしかった反面、新しくなることを非常にうれしく楽しみに思ったそうです。閉館イベントのときに「壁や窓などにメッセージや絵をかいたのが、良い思い出です」と話します。
「たくさんの本の中から気になるものを手にとって、面白ければそのまま借りるし、面白くなかったら戻すことができる」のが図書館の良いところ。「いろいろな本に触れることができるので、好きな本が増えてくるし、難しい本にも挑戦しよう」という意欲が湧いてくるそうです。「リニューアルがとても楽しみです。新しくなった図書館でも、いろんな本に挑戦してみたいです」

■地域の学校の司書も期待大!　気軽に集まって、交流できる場になってほしい
市立図書館から徒歩圏内にある北陸高校・中学校で司書を務める松永景子さん。「春山小学校、明道中学校、藤島高校など、学校が集まる地域に立地しているので、自校の生徒はもちろん、近くの中学・高校生には、友達と誘い合わせて、交流の場としてぜひ使ってほしい」と話します。「中学卒業後に別々の高校に行った友達と、図書館で集まって旧交を温めるのもおすすめです」「友達同士で集まるとどうしても騒がしくなりがちですが、迷惑にならない範囲で気軽に集まって楽しく過ごしてほしい」と話します。また、生徒たちから「こんな本が読みたい」と相談があったときに図書館を案内したり、学校の図書室に新しい本を入れたいと思ったときに、蔵書を参考にしたりできるので、蔵書数が多い市立図書館が身近にある環境はとてもありがたいそうです。「時間に余裕がある人であれば、ラウンジやテラスなどいろいろな場所を移動しながら、図書館で1日過ごすこともできそうですね」
リニューアルをきっかけに、今まであまり図書館になじみが無かった人にも訪れてみてほしいと話す松永さん。「図書館や図書室と聞くと、ちょっとかしこまった雰囲気を感じて、敬遠してしまう人もいるかもしれません。でも、新しくなった市立図書館は、リラックスして過ごせる空間づくりを意識しているなと感じるので、思い切って入館してみてほしいです。いろいろな発見があり、図書館や本の良さを感じることができると思います」

▽開館情報
所在地：福井市文京2丁目7番7号
開館時間(*)：
・火～金曜日　10：00～19：00
・土・日曜日　10：00～18：00
休館日：毎週月曜日、毎月第3日曜日、祝日、年末年始、その他特別資料整理期間
*5/1は、13：00から開館します。
(ぜひ、市立図書館にお越しください。)

▽CHECK
(本紙)11ページの「BACK to that FUKUI」では、市立図書館の歴史を紹介しているほか、YouTubeチャンネル「ふくチューバ―ch」でも、リニューアルした市立図書館を動画で紹介しています。

問合せ：市立図書館
【電話】20-5000【FAX】20-5002