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美浜発電所の状況について

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福井県美浜町

■第217回美浜町原子力環境安全監視委員会を開催
9月4日に、第217回美浜町原子力環境安全監視委員会を町役場で開催しました。
今回の委員会では、発電所の周辺環境への影響等に関する福井県原子力環境安全管理協議会の報告内容を説明しました。また、美浜発電所の現状等について、関西電力(株)に説明を求めるとともに、ふげん・もんじゅの廃止措置状況や新試験研究炉の検討状況について、原子力機構に説明を求め、それぞれのプラントの現状等を確認しました。

委員会での主な質疑は次のとおりです。

▽試験研究炉における熱出力の利用用途について(原子力機構)
問1 もんじゅ敷地内に新たに試験研究炉を設置し、中性子を利用した研究開発及び人材育成を行うということだが、熱出力についても利用用途があるのか。
答1 中性子を利用した材料開発や分析等、幅広い利用に向けた研究炉であり、発生する熱は発電等に利用しない。

核分裂により発生する熱エネルギーを用いて発電を行う原子炉⇒「発電用原子炉」
発生する中性子を用いたさまざまな研究開発や実習等による人材育成を行う原子炉や臨界実験装置⇒「試験研究炉」

試験研究炉の活用例:
・機能性材料開発
構造解析等による新しい磁性材料開発や蓄電材料開発に貢献
・RI製造
医療用・工業用のラジオアイソトープ(RI)の製造やシリコン半導体製造への利用
・バイオ・生命
タンパク質の構造解析等による創薬への貢献
・分析・イメージング
機械部品の分析やイメージングによる工業分野への貢献

▽イギリスに搬出したナトリウムの処理について(原子力機構)
問1 もんじゅで使用したナトリウムについて、全量をイギリスに搬出するということだが、具体的にどのような処理を行うのか。
答1 水とナトリウムを化学反応させ水酸化ナトリウムとする。水酸化ナトリウムは塩基性(アルカリ性)であり、中和剤として利用すると聞いている。

※詳しくは、本紙をご覧ください。

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