ふるさと昔 よもやま話(135)

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【夏の国吉城址にようこそ】
空の青さが夏の訪れを告げるように輝きを増しています。この夏のお出かけに国吉城址はいかがですか。最大の見どころは、すっきりした姿の曲輪(くるわ)です。
町では、国吉城址の石垣保全と眺望確保を目的とした樹木の剪定・伐採を計画的に進めてきました。これまで木々に隠れて見えなかった本丸周辺の形状がより明確となり、眺望もこれまで以上によくなりました。
登っている時は暑いかもしれませんが、本丸跡では若狭湾から吹き抜ける心地よい風と最高の眺めが皆さんを待っていることでしょう。
一方で、頂上まで登らずに国吉城址を楽しむこともできます。現在、国吉城址・若狭国吉城歴史資料館周辺ではハンゲショウの葉が白く色づき、見頃を迎えています。
しかし、今年は温暖な気候により桜もシャガもたいへん早咲きでしたので、ハンゲショウの見頃も早く終わるかもしれません。もし、国吉城址をお出かけ先の候補に上げている方がいましたら、お早めにお越しください。
そして、日中だけではなく夜も国吉城址を楽しめるようになりました。現在放送中の大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて、今年3月中旬から国吉城址に立てた幟のライトアップを開始しました。夜になると暗闇に幟が照らされているのが見られます。
一般社団法人佐柿国吉100年プラン推進委員会の皆さんにご協力いただき、幟旗の足下にソーラーライトを設置しました。国吉城の新たな魅力を創り出すことができたと思います。
なお、このライトアップは遠くからお楽しみいただくものです。夜間の城山登山は大変危険ですので、ご遠慮ください。また、曇りや雨の日は充分に蓄電されず、点灯時間が短い、または点灯しないこともあります。
その他、当館では夏休みに親子で体験できるワークショップを計画中です。この夏、多くの方のご来城をお待ちしています。
(若狭国吉城歴史資料館)