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地域〝あいあい〞ほっとミーティングを開催

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福井県美浜町

10月3日から18日にかけて、町内4会場で町民対話「地域〝あいあい〞ほっとミーティング」を開催し、134人が参加しました。
町では、町長との意見交換を通して町民の皆さんに町政について理解と関心を持っていただくとともに、伺った意見をまちづくりに反映させるよう努めています。
今回のほっとミーティングでは、町のエネルギー政策や子ども・子育て施策、JR美浜駅前のにぎわいゾーン整備等、町の主要な施策について説明を行った後、参加者からの質問や意見に対して町長や担当課長等が回答しました。
今月号では、対話の中でいただいた質問や意見の一部を紹介します。

■伝統文化(祭りや神社等)の継承について
問:人口減少による祭り等催事への担い手不足や神社等の経年劣化による修繕費の不足等により伝統文化の継承が困難になっている。地域の文化を守るための補助制度等の支援をお願いしたい。
答:現在実施している集落元気プラン推進事業等を活用いただきたい。町としても、その制度の拡充についても検討していきたいのでご意見があれば、ご連絡いただきたい。

■久々子湖周辺の違法駐車について
問:久々子湖周辺の道路沿い等に違法駐車があり、区の奉仕作業(除草作業等)ができないことがある。駐車禁止の看板を設置する等対処してほしい。
答:駐車禁止にすると住民の方も停められなくなる等の問題があるが、警察や住民の方とも相談し、対処したい。

■有害獣対策について
問:以前、獣害対策として、柵を町で設置してくれたが、メンテナンスは誰がするのか。また、イノシシや猿等による農作物等への被害が出ないように対応をお願いしたい。
答:町で設置した獣害柵は、各集落で管理をお願いしたい。被害対策については、パトロールの強化や捕獲檻の設置等、猟友会とも連携して対処したい。

■学童保育について
問:学童保育について、預かってもらえる要件の緩和をお願いしたい。
また、居住地近隣で預かってもらえる場所の確保についてもお願いしたい。
答:要件の緩和や場所の確保について検討していきたい。
また、今年度から放課後子ども教室のトライアル事業を実施している。子どもの居場所づくりを進めていきたい。

■町及び各種団体から依頼される委員について
問:各集落へ町及び各種団体から委員の推薦を依頼されるが、人口減少や高齢化に伴い、なり手不足が深刻である。集落側の人材育成も課題だが、依頼する側(町等)も再考してほしい。
答:委員のなり手不足が深刻化している現状については町としても認識している。
令和元年にも同様のご意見をいただき、区長配布物の集約・集落へ依頼する委員の見直し等を実施したが、前回の見直しから数年が経過していることから、現在、現状を把握するための再調査を行っている。本調査結果を踏まえ、各種委員等の必要性等、今後の方策を検討していく。

■町からの情報(配付物等)のデジタル化について
問:町からの配布物や連絡等をデジタル化してペーパレス化を進め、効率的な連絡体制を整備してはどうか。答:町からの配布物や連絡手段のデジタル化は、ペーパレス化、配布作業の省力化、災害時の迅速な対応等、さまざまなメリットがあるが、デジタル化に伴い、不便を感じる方や町からのお知らせや情報が届かなくなるおそれがあることも課題としている。町からの情報がすべての方へ確実に届くことを最優先に、現状の情報媒体を活用しつつも、デジタル端末の普及・利便性向上に取り組みながら、段階的にデジタル化を進めていきたい。

■元気な集落を展開するための補助制度の確立について
問:集落元気プラン推進事業は、集落の活性化の起爆剤としては評価できるが、一過性のものとならないために、継続的な補助制度の確立を要望する。
答:現行補助金は、柔軟に設計された利用しやすい制度となっており、各集落においてプランを策定され、活用していただいている。今後は、集落活動の新たな展開や他集落を巻き込んだ事業拡大等、先進的な取り組みに対する支援について検討していきたい。

11月7日に、町役場で海面漁業者との「地域〝あいあい〞ほっとミーティング」を開催しました。
当日は、美浜町漁業協同組合の髙橋武一組合長ほか、役員9人が出席され、漁業の現状や担い手不足等の課題について意見が交わされました。

■漁業者の担い手不足への支援について
問:人口減少や高齢化等により、漁業者(定置網の乗組員)不足が深刻であるため、支援をお願いしたい。また、町内外に新規乗組員の募集等をしているが、町外の方を乗組員として採用するには、宿泊施設の確保が必要であるため、その点についても支援してほしい。
答:担い手不足への支援として、新規就業者への研修事業や貸付金事業等を実施している。宿泊施設の確保については、空き家や民宿の活用ができないか等、支援について検討していきたい。

■漁場付近の土砂崩れ対策について
問:漁場付近の法面が土砂崩れし、流木や海水の濁りが発生している。定置網や海域の魚への影響が甚大であり、対処をお願いしたい。
答:漁場付近の法面の土砂崩れについては、現場を確認して監視計を設置し、常時監視を行っている。今後の対策については、道路管理者である県とも協議し、崩落防止等の法面対策について県に要望をしていきたい。

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