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美浜発電所の状況について

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福井県美浜町

美浜1号機:廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜2号機:廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜3号機:第27回定期検査中(令和5年10月25日~)

■第218回美浜町原子力環境安全監視委員会を開催
12月21日に、第218回美浜町原子力環境安全監視委員会を町役場で開催しました。
今回の委員会では、発電所の周辺環境への影響等に関する福井県原子力環境安全管理協議会の報告内容を説明しました。また、原子力・核燃料サイクル政策について、経済産業省資源エネルギー庁に説明を求めるとともに、使用済燃料対策ロードマップの概要等について関西電力(株)に説明を求め、使用済燃料の処分等に係る課題を確認しました。
委員会での主な質疑は次のとおりです。

◆原子力発電所の新設やリプレースについて(資源エネルギー庁)
▽問
2050年のカーボンニュートラルを目指すにあたり、原子力発電所の新設やリプレースについての国の見解を伺う。

▽答
先に閣議決定された国のGX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針に基づき、リプレースについては、地域の理解確保を大前提に、廃炉を決定した原発の敷地内での次世代革新炉への建て替えを基本としている。新設については、これから議論を重ねていくものと考えている。

◆使用済燃料の再処理等について(資源エネルギー庁)
▽問
「我が国におけるプルトニウム利用の基本的な考え方」に基づき、利用目的のないプルトニウムは持たないという原則の下、日本におけるプルトニウム保有量の上限を47・3トンと定めている。これを超えないよう管理するということだが、六ヶ所再処理施設が稼働すると、年間800トンの使用済燃料が処理され、回収されるプルトニウムで、すぐに上限を超過するのではないか。

▽答
800トンの使用済燃料を再処理すると、約6・6トンのプルトニウムが回収できる。2022年末時点でのプルトニウムの保有量が45・1トンであるため、保有量の上限値を超えないよう、MOX燃料を用いるプルサーマル発電でどれだけプルトニウムを消費するか見極めながら、使用済燃料再処理機構の計画をしっかりと確認し管理していく。

◆プルトニウムバランスの確保に向けた取り組み

※Pu:プルトニウム

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