美浜1号機:廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜2号機:廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜3号機:運転中(令和6年2月14日~)
■第219回美浜町原子力環境安全監視委員会を開催
3月6日に、第219回美浜町原子力環境安全監視委員会を町役場で開催しました。
今回の委員会では、発電所の周辺環境への影響等に関する福井県原子力環境安全管理協議会の報告内容を説明しました。
また、使用済燃料乾式貯蔵施設設置計画の事前了解願いについて、関西電力(株)に説明を求めるとともに、もんじゅの廃止措置の状況等について、原子力機構に説明を求め、それぞれの発電所における現状等を確認しました。
委員会での主な質疑は次のとおりです。
◆使用済燃料乾式貯蔵施設の安全性について(関西電力(株))
▽問1
乾式貯蔵施設に収容する使用済燃料の輸送・貯蔵兼用キャスクは安全性が高いということであるが、使用済燃料プールと比較した場合のメリットを伺う。
▽答1
使用済燃料プールは、冷却にポンプ等の動的機器を必要とするが、輸送・貯蔵兼用キャスクは電源を使用せず除熱する構造としており、外気で冷却できる点がメリットと考えている。
▽問2
輸送・貯蔵兼用キャスクの放射線遮へい機能について、レジンで中性子を遮へいするということだが、どのような材料を用いているのか。
▽答2
レジンは、エポキシ樹脂の中に難燃性を向上させる水酸化アルミニウムと、エネルギーの低い中性子線を吸収する炭化ホウ素を添加している。これは、輸送キャスクの主要なメーカーで従来から採用されているものである。
▽問3
輸送・貯蔵兼用キャスクを設置することに伴い、新たなモニタリングポストを設置して放射線量を監視するのか。
▽答3
発電所構内に設置した既存のモニタリングポストで監視可能と考えており、新たに設置することは考えていない。
※詳しくは、本紙をご覧ください。
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