自分たちのまちは 自分たちが守る
一社)日本損害保険協会より小型動力ポンプ付軽積載車寄贈
美し野区は、令和4年4月に町内38区目の行政区として設立されました。行政区の設立に併せて、美浜消防団第2分団第9部(美し野)を発足し、地域の消防防災リーダーとして活動しています。
■美浜消防団第2分団第9部(美し野)の発足
近年、全国では、消防団員の減少や地域コミュニティの希薄化等、地域組織活動になじみが薄い住民が増加している傾向にあります。
そのような中、美し野区では新たに消防団を結成し、地域の消防力の充実を図るとともに地域に密着した活動を行っています。
第2分団第9部(美し野)は、部長1人、団員7人の計8人で構成され、美し野区に居住する約200人の安全・安心を守っています。
■消防力の充実
4月7日には、小型動力ポンプ付軽積載車の引渡式が美し野区内で行われました。
これは、第2分団第9部(美し野)の消防力充実を図るため行われたもので、新たに配備された小型動力ポンプ付軽積載車は、地域防災力の強化に係る活動が評価されたことにより、(一社)日本損害保険協会から寄贈されました。これに併せて美し野区が消防団器具置場を町の美浜町消防施設整備費補助金を活用して建設しました。
引渡式で戸嶋町長は「全国的に地域防災の要である消防団の数が減少している中で、美し野区の皆さまが自分の地域は自分で守るという目的で消防団を発足された。新たに配備された設備等を活用し、美し野区はもとより地域の安全・安心のために引き続きご尽力いただきたい」と消防団員を激励しました。
式典終了後には、小型動力ポンプ付軽積載車を使用した消防訓練が行われ、消防団員は日頃の訓練の成果を披露していました。
■地域に根ざした消防団として
第2分団第9部(美し野)は、区内に居住する30・40歳代の8人で活動しています。団員全員が、会社員として働きながら、毎月第1日曜日に集まり、区内の消火栓の点検や訓練、火災予防の区民への呼びかけ、パトロール等を行っています。
他の分団では、ベテランの団員から消火技術等を教わり活動していると思いますが、私たちは全員、消防団の経験が浅いため、美浜消防署員から指導をいただきながら活動しています。今回、新たに小型動力ポンプ付軽積載車の配備と消防団器具置場が新築されたことで、更にみんなで訓練し、練度を高めていきたいと思います。
消防団は、地域に密着した組織であり、今後も地区の行事には積極的に協力していきたいですし、万が一災害が発生した際には、消防署と協力して迅速に活動していきたいです。
■美浜消防署と第3分団第2部(河原市)の消防車両を更新
美浜消防署と美浜消防団第3分団第2部(河原市)では、ともに導入から20年以上が経過していた消防ポンプ自動車と小型動力ポンプ付軽積載車の経年劣化による性能低下に伴い、車両の更新を行いました。
美浜消防署に配備された消防ポンプ自動車は、効果的な消防活動を実現するため、水槽容量を極力維持しつつ、大型車から中型車に変更されたことで小回りが利き、狭い道路への進入も可能となりました。
また、第3分団第2部(河原市)に配備された小型動力ポンプ付軽積載車は、従前の軽トラックタイプからデッキバンタイプに変更されたとで、車内に4名が乗車可能となり、消防団員の安全性向上が図られました。
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