美浜1号機 廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜2号機 廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜3号機 運転中(令和6年2月14日~)
■使用済燃料乾式貯蔵施設設置計画について
関西電力(株)が国へ原子炉設置変更許可申請を行うことを了承しました
2月8日に、町は関西電力(株)から、使用済燃料対策ロードマップ(※)の中で検討を進めるとされた使用済燃料乾式貯蔵施設について「原子力発電所周辺環境の安全確保等に関する協定書」第3条第2項に基づく、使用済燃料乾式貯蔵施設の設置計画に係る事前了解願いの提出を受けました。(広報みはま令和6年3月号で詳しくお知らせしています。)
これを受け、町は、事前了解願いについて「安全安心の最大限の確保」「住民の理解と協力、信頼関係」「地域振興」等の観点から、関西電力(株)の説明を受けるとともに、住民説明の状況や議会、町民の意向等を確認してきました。
※関西電力(株)は、使用済燃料対策ロードマップを令和5年10月に策定し、使用済燃料の県外搬出を着実に実施することとしています。
■確認した事項
(1)安全安心の最大限の確保
使用済燃料乾式貯蔵施設や輸送・貯蔵兼用キャスク自体は概念的な段階であるが、安全性について一定の評価ができる。
(2)住民理解と協力、信頼関係
関西電力(株)の理解活動がわかりやすく、総じて安全性に対する住民理解が進んでいる。
(3)地域振興
町が求めてきた地域振興への協力について、関西電力(株)との協議を重ね、町の要請事項の実現に向けた方向性が確認できた。
これらのことを総合的に判断し、3月14日に戸嶋町長は、高浜町長・おおい町長とともに県の中村副知事と面談し、次の事項が進められることを前提として、第1段階の、関西電力(株)が国へ原子炉設置変更許可申請を行うことを了承する意向を伝えました。
■申請了承の前提
・関西電力(株)による町民の安全性に対するより深い浸透を図るための継続的な理解活動
・関西電力(株)の町民目線による誠意ある地域振興への取り組み
・当該施設の計画的な運用が担保されるロードマップの着実な履行
・設置変更許可等に係る原子力規制委員会の厳格な安全審査
3月15日に、西村副町長は関西電力(株)の鶴美浜発電所長と面談し、事前了解願いに係る国への原子炉設置変更許可申請を行うことの了承を伝達しました。
町としては、引き続き、町民への継続的な理解活動及び町民目線の地域振興に真摯に取り組むよう求めるとともに、今後の使用済燃料対策ロードマップの進捗及び国の安全審査の状況等を確認していきます。
事前了解願いから工事着手までの流れ
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