■次代に向けた「人づくり」に取り組み 「地域愛(ちいきあい)」あふれる町へ
行政 美浜町長 戸嶋秀樹
明けましておめでとうございます。町民の皆さまには、輝かしい新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。旧年中は町政の推進に格別のご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
町は昨年2月に町制施行70周年という記念すべき節目の年を迎え、3月には100年に一度の好機と云われる北陸新幹線敦賀開業が実現いたしました。新たな時代の幕開けとともに、町を取り巻く環境や「ヒト・モノ・カネ」の流れは大きく変わろうとしており、国は、地方創生の実現に向けた政策を強力に推進するとしています。
今、国はもとより、本町においても少子高齢化・人口減少対策は重要な施策課題となっています。本町では、子ども・子育て施策の充実や若者世代に魅力あるまちづくり、健康寿命の延伸・健康づくり等を進めており、昨年、「消滅可能性自治体」から脱却できたと分析される等、その成果が徐々に見え始めています。
また、まちづくりには、町民の皆さまの参画が大きな力であり不可欠でありますが、集落や若者世代を中心とする特色ある地域づくりやイベント、子どもたちの学びと挑戦など、多様なまちづくり活動が活発になってまいりました。
昨年3月、総合運動公園や北西郷公民館では、多くの町民の皆さまの奉仕活動により、緑の絨毯が広がる「みんなで創る憩いの芝生広場」を整備することができました。
そして、6月には、町民の皆さまの協力のもと、「北前船寄港地・船主集落」の日本遺産の認定を勝ち取ることができました。
町内に広がるさまざまな活気ある活動の背景には、これまで進めてきた「人づくり」や、町の自然景観や地域、伝統文化等を思いやりの心をもって愛し誇りに思う「地域愛」により、人と人、地域と地域のつながりが醸成されてきたことにあると受け留めています。
本年も、こうしたまちづくりの潮流をしっかりと捉え、育むことで、直面する施策課題に町民の皆さまとともに向き合いながら、「みんなで創つくり絆つなぎ集つどう美うまし美浜」の実現に向けて、鋭意取り組んでまいりますので、皆さま方のご理解ご協力をお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
■地域がつながり、「みんなで創(つく)る」まちづくりを目指して
議会 美浜町議会議長 川畑 忠之
新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、ご家族おそろいで、輝かしい新春を健やかにお迎えになられましたことを心からお慶び申し上げます。
さて、昨年は町制施行70周年を迎え、記念式典が開催され、町が誕生した頃からの出来事や行事、祭り等を振り返ることができました。そして、この度、地域の歴史的魅力が認められ、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に認定されました。この認定を契機に、日本遺産のストーリーがまちづくりや地域づくり、観光振興の活性化につながっていくことを期待しています。
また、町議会6月定例会におきましては、ローイング競技の発展と理解促進、漕艇場の国際規格化を推進することを目的に「ローイングのまち美浜推進特別委員会」を設置しました。
9月に開催されました佐賀国体では、本町関係選手を主体とする福井県選抜チームが、前人未到の天皇杯9連覇、皇后杯7連覇を達成するとともに、カナダで開催されたU︲19世界選手権においても本町から3名の選手を輩出する等の偉業を成し遂げており、議会としましても町民の皆さまとともに「ローイングのまち美浜」の伝統の継承と今後の発展に寄与したいと考えております。
そして、「開かれた議会」を目指す取り組みとして、5月に「議会と語ろう会」を町内4会場で開催させていただきました。皆さまからいただいた貴重なご意見やご要望は、各議員が受け留め、議会での政策提言に反映させていただいております。今年2月にも町民の皆さまとの意見交換会を計画しておりますので是非ご参加いただきたいと思います。
今、町は人口減少・少子高齢化等の大きな課題が山積みとなっています。この厳しい社会情勢を乗り切るためには、町の魅力を最大限生かした、自主性・自立性のある政策が一層重要となります。
皆さまと一緒に、さまざまな町政の課題解決に向け、全力を尽くしていきます。本年も町議会に対し変わらぬご支援・ご指導をよろしくお願い申し上げます。
新しい年が皆さまにとって、実り多き年となりますことを心よりご祈念致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
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