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越前町の指定文化財を訪ねよう120

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福井県越前町

■『上岬の文化的景観』編(4)
E子:前回はこの重要文化的景観の看板のおかげで、水仙ランドの展望台は2つともたどり着けたし、血ヶ平区の貧谷の滝みたいな見どころがあることもわかったけれど、今日はどこへ行ってみようかな?
学K:こんにちはE子さん
E子:こんにちは!今日も写真を撮りに来たのですが、どこかよい場所を知りませんか?水仙とか海とかきれいに見える。
学K:眺望スポットにはもう行ってみましたか?
E子:眺望スポットですか?
学K:看板を見てください。番号がついている場所がありますね。
※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。
E子:本当ですね!5ヵ所あります。
学K:ここが眺望スポットです。どこからも素晴らしい眺めが楽しめます。
観光パンフレットなどで一度は見たことあるような場所から、地元の皆さんだけが知っていた場所まで載っています。もちろん海も水仙畑も見えますよ。
E子:看板によると私たちがいる水仙ランドも眺望スポットなのですね。よく見るとカメラを持って歩いている人がちらほらいます。
看板の地図によると、ここから水仙畑を通りぬけた、北の方にも眺望スポットがあって…あれ?眺望スポットの近くに、看板みたいなマークがある。
学K:気がつきましたか!重要文化的景観の看板は、実はもう一枚、梨子ヶ平区にもたっているのです。
E子:なるほど、北側から水仙畑を見に来てもばっちりですね!
梨子ヶ平の看板まで2kmか…。途中で水仙畑も見られるし、がんばって歩こうかな?
学K:ちょっとまってくださいE子さん!水仙はここで見てもわかるように、急な斜面地で育てられています。歩く距離だけではなく、この傾斜を登っていくことも考えましたか?
E子:そうですね…体力に自信はないです。でもそうすると、上岬地区で水仙をずっと育ててきた農家さん達はすごいですね。この急傾斜の畑で、花が咲く前は夏と秋に草を刈って、花が終わったら今度は「お礼肥え」っていって肥料をまいて歩くのですよね。
学K:そうです。私たちが見て楽しんでいる水仙畑の景観は、農家さん達がこんな風に手入れをしてきたのです。水仙は斜面に生えていることが多いため、一見自然に咲いているように見えますが、そこは農家さんが管理している畑であることがほとんどです。なので看板に書いてある「水仙畑見学時のマナー」は守ってくださいね!
E子:はい!花や球根を掘ったり許可なく畑には入ったりしません!

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