■合併20周年記念 織田文化歴史館 特別展示
ー杉の花遺跡発掘調査の成果と劔神社ー
期間:令和7年1月11日(土)〜3月23日(日)
時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料:個人100円 団体80円(20名以上)
※中学生以下ならびに70歳以上の方は無料
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合その翌日)および2月12日(水)、3月21日(金)
◇織田文化歴史館で特別展示を観覧しよう!
令和7年1月11日(土)~3月23日(日)の期間、織田文化歴史館で特別展示「杉の花遺跡発掘調査の成果と劔神社」を開きます。特別展示では、「杉の花遺跡」の調査記録や出土品の展示を行い、古代より繁栄した劔神社と神宮寺の様子を明らかにしていきます。
ぜひ、この機会に悠久なる歴史に触れてみませんか?みなさんのご来館をお待ちしています。
◇杉の花遺跡の発掘調査
劔神社境内からは、奈良時代より現代に至る「杉の花遺跡」が発見されており、町教育委員会では、平成22年(2010)より発掘調査を行ってきました。
特に、令和5年(2023)の劔神社社務所再建にかかる発掘調査は大規模なもので、奈良時代から室町時代を中心とする多くの遺物(いぶつ)(土器や陶磁器など)や遺構(いこう)(建物や祭祀などの痕跡)が発見されました。
◇劔神社と神宮寺
越前二の宮・劔神社は約1800年の歴史を有し、古代より北陸を代表する神社として知られてきました。戦国大名の織田信長の先祖が神主を務めていたことは著名で、毎年多くの人が参拝に訪れています。
劔神社には数多くの文化財が伝わり、特に奈良時代に制作された梵鐘(ぼんしょう)は日本で3番目に古いものとして国宝に指定されていますが、この梵鐘の銘文より、8世紀後半には「劔御子寺(つるぎみこでら)」という神宮寺が建立されていたことが分かります。
また、中世になると、「劔御子寺」は「織田寺(おたでら)」と名を変え、神仏習合(しんぶつしゅうごう)のもと劔神社の官寺として発展していったことは、室町時代の「劔神社古絵図」にも描かれています。
そして、「杉の花遺跡」の発掘調査によって、これまで古文書や絵図に記されてこなかった時代の劔神社と織田寺の姿が明らかになりました。
問合せ先:織田文化歴史館
【電話】36‒2288
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