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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ(2)

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福井県越前町

越前町議会議長
佐々木 一郎

あけましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり、越前町議会を代表致しまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
町民の皆さまにおかれましては、ご家族お揃いで健やかに新春をお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
旧年中は町議会活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。また、今年は、私たち議員も改選の年を迎え、ここに改めまして、これまで4年間のご指導、ご鞭撻に心から深く感謝を申し上げます。
昨年は元旦早々、能登半島地震の発生により、本町でも震度4を記録し、県内に津波警報が発表されると同時に町内で避難指示が発令されるなど、前途多難な一年の幕開けでした。更に能登地方では、9月に記録的大雨による河川の氾濫や土砂災害が発生し、現地の人々は二重被災という苦難を強いられている状況にあり、一日も早い復旧をお祈りするものであります。
また、国内では長引くロシアのウクライナ侵攻の影響などで、生活に欠かせない燃料や食料などの物価が上昇し、多くの人々が生活のしづらさに直面しており、早急な社会情勢の安定を願うものであります。
一方、昨年の日本のスポーツ界では明るいニュースが目立ちました。夏に開催されたパリ五輪では、日本が海外での大会で過去最高数の金メダルを獲得するとともに、パラリンピックにおいても、東京大会を超える数の金メダルを獲得するなど、日本の活躍は目覚ましいものがありました。また、米大リーグでは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、米大リーグ史上初のシーズン50本塁打、50盗塁以上という偉業を成し遂げ、今や世界に誇る大選手となりました。
さて、本町に目を移しますと、3月に、北陸新幹線金沢〜敦賀間が開業し、関東からの観光客が増えつつあるなど、本町の観光振興に大きく貢献しています。更には、国道365号梅浦バイパスの開通により、観光と地域産業の活性化に加え、利用者の安全性と利便性が飛躍的に向上しております。
6月には、越前町型サービス付き高齢者向け住宅「海土里」が落成し、本町の高齢者に対する医療・介護・福祉の更なる充実が図られています。
また、「地域交流施設」の建設が始まりましたが、地域住民の交流の場、地域課題解決の拠点として、夏頃のオープンを目指し工事が進められています。
10月には、越前町合併20周年記念式典が執り行われ、私たち町議会議員も20年の歩みを踏まえ、今後の町政発展のために、より一層尽力するよう決意を新たにしました。
こうした中、本町では、少子化・人口減少の抑制や小中学校の再編、防災対策や福祉の充実、公共施設の適正化対策など、課題が山積しております。地方交付税の減少や税収の増加が見込めないなど、町財政は依然厳しい状況にありますが、これらの課題に対応するため、行政サービスを安定的、持続的に提供していかなければなりません。
多様な町民ニーズに応えるために、町議会の果たす役割は非常に重要であり、皆さまの意見や思いを迅速に察知するための情報収集、それを町政に反映させていく経緯や結果を発信することの重要性を再認識し、開かれた議会、信頼される議会づくりを目指して参ります。
今年も議員一同、使命と職責をしっかりと踏まえ、より良いまちづくりに努力傾注して参りますので、何卒ご指導ご鞭撻賜りますよう、お願い申し上げます。
年頭にあたり、町民の皆さまのご健勝とご多幸を、そして希望に満ちた年となることを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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