■番外編 杉の花遺跡の発掘調査
E子:こんにちは!今回もよろしくお願いします!
学H:こんにちは。前回は古代瓦について説明しました。今回は話題を変えて、1月11日から3月23日まで越前町合併20周年にあわせて織田文化歴史館で開催する特別展示「杉の花遺跡発掘調査の成果と劔神社」を紹介します。
E子:杉の花遺跡とはどのような遺跡ですか?
学H:杉の花遺跡は劔神社の境内に位置し、奈良時代から現代まで存続している遺跡です。町教育委員会では、平成22年より杉の花遺跡の発掘調査を行ってきました。令和5年には、劔神社社務所再建設に伴い大規模な発掘調査を行い、奈良時代から室町時代を中心とする多くの遺物や遺構が出土しました。
E子:具体的にはどのような遺構や遺物が見つかったのですか?
学H:令和5年の発掘調査では、基壇を有する礎石建物や千個体以上の土師器を含む土器だまり、神社境内東側を区画する二重の塀列とみられる柱穴などの遺構が発見されました。遺物では、土師器と呼ばれる素焼きの土器や須恵器・越前焼を含む陶磁器、鉄製品、玉製品などが出土しました。
E子:たくさんの遺構や遺物が見つかっているのですね。さすが劔神社ですね!
学H:特別展示では、発掘調査の記録や土師器などの出土遺物を展示します。また、期間中、展示に関する記念講座も2回行います。講座では、町の学芸員が杉の花遺跡の発掘調査について紹介し、展示品などの説明を行います。申込不要で、無料で参加できますので、E子さんもぜひ観に来てください。
E子:特別展示、楽しみです!
学H:ありがとうございます。会場でお待ちしています。
■記念講座のお知らせ
日時:
・第1回 1月18日(土)午後1時30分~
・第2回 3月9日(日)午後1時30分~
参加費:無料(入館料は別途かかります)
申込:不要
問合せ先:織田文化歴史館
【電話】36-2288
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