語呂合わせで2月1日は2(フ)、0(レ)、1(イ)、ルの日です。冬の寒い時期は家に閉じこもりがちになったり、体を動かす機会が減って筋力が低下する傾向にあります。フレイルについて知って、対策しましょう。
■「フレイル」とは
健康な状態と介護が必要な状態の間で、高齢になって筋力が低下したり、心身の活力(認知機能、社会とのつながりなど)が低下したりする状態のことです。
「もう年だから」と年齢のせいにして放っておくと、どんどん心身の衰えが加速して、要介護状態に移行してしまいます。
しかし、フレイルは早期に対処すれば健康な状態へと戻すことができます。早いうちからフレイル予防・改善を始めることが、人生100年時代の転ばぬ先の杖となります。
■自分の状態を知ろう「フレイルチェック」
チェックに当てはまる場合は下記のフレイル予防の生活習慣に取り組んでみましょう。
・6カ月で体重が2~3kg以上減った
・わけもなく疲れたような感じがする
・筋力(握力)が低下した
・歩くスピードが遅くなった
・体を動かす機会が減った
⇒1~2項目当てはまる…心配です!
⇒3項目以上当てはまる…特に心配です!
■あなたの筋肉、大丈夫?指輪っかテストで自己チェック
(1)両手の親指と人差し指で輪を作ります
(2)利き足ではない方のふくらはぎの一番太い部分を軽く囲みます
(3)隙間ができる人は転倒や骨折などのリスク大
■フレイル予防の生活習慣
◆運動
運動量が減ると筋肉が衰えてしまい、腰や膝を痛めたり、転倒や骨折の原因にもなります。何歳からでも筋肉は増やせます。日常生活の中でこまめに体を動かす習慣をつけましょう。
◇筋肉をキープして体を元気に!
まずは下半身を鍛えることから(股の筋肉を強くする体操)
(1)椅子の背もたれに手を置き、体を支える。足は肩幅に開く。
(2)つま先を前に向けたまま、足を横に引き上げる。(45度程度)
左右8回ずつを目安に
◆食事
・3食しっかり摂りましょう。
・いろいろな食品を組み合わせてバランスよく食べましょう。
・筋肉を作るタンパク質(肉、魚、大豆製品、牛乳・乳製品)を意識して摂りましょう。
※食事制限がある人は、かかりつけ医の指示に従ってください。
◆口腔
・毎食後と寝る前に、歯をきれいに磨きましょう。
・歯ごたえのあるものを食べたり、おしゃべりや口の体操などで、毎日口をよく動かしましょう。
・3か月~半年に1度、歯科健診を受けましょう。
◆社会参加
社会参加とは「社会的活動に参加すること」をいいます。フレイル対策においては、どんな活動でも人が集まって行う活動を社会参加と考えます。
・閉じこもりを防ぐために、1日に1回以上は何らかの用事をつくって外出しましょう。
・孤立を防ぐために、1週間に1回以上は友人・知人と交流しましょう。
・趣味の幅を広げて活動したり、地域の行事に参加してみましょう。サロンや介護予防教室など「通いの場」に参加するのもおすすめです。
市内の「通いの場」は本紙9ページの二次元コード参照
■フレイル予防サポーターが活躍中!
市では、フレイルの予防を市民に広める活動を行う「フレイル予防サポーター」を養成するとともに、フレイルの状態をチェックする「フレイルチェック」を開催しています。
また、養成講座を修了したサポーターの皆さんが、さばえフレイル予防「指輪っかの会」を結成し、フレイル予防を普及するために活躍しています。
■フレイルの日 街頭啓発
日時:2月1日(木)10:30~11:00
場所:アル・プラザ鯖江1階東口、西口、南口玄関
■簡易フレイルチェック体験開催!~プラスいきいきDAYにて~
日時:2月14日(水)14:10~15:00
場所:アル・プラザ鯖江2階旅行センター前特設会場
料金:無料
※13:30~14:10は「いきいき百歳体操」を実施。併せてご参加ください。
問合先:長寿福祉課
【電話】53-2265
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