新年あけましておめでとうございます。皆様には、希望に満ちた初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、旧年中は鯖江市議会に対しまして格段のご指導・ご理解を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、世界各地で勃発している紛争等が収束する兆しが見えない中、それらに起因する世界的なエネルギー価格の高騰、食糧や生活必需品等の物価高などにより、本市における市民生活や地域経済は大変厳しい状況が続いております。
一方で、昨年3月には北陸新幹線福井・敦賀間開業という福井県にとって歴史的な瞬間が訪れました。近年、『めがねのまちさばえ』の認知度が日本全国で高まり、人流や物流のさらなる増加が期待される中、これからは国内だけでなくインバウンド需要にもしっかりと対応するなど、このチャンスを最大限に活かす必要があると考えております。
そして、本市は今年市制70周年という節目の年を迎えます。私たちの暮らしの基盤を築いてこられた先人の歩みと努力に感謝するとともに、今後、100周年を迎える30年後の鯖江を見据え、この素晴らしい鯖江を次世代に引き継いでいくことは私たちの責務です。
本市もすでに人口減少という大きな課題に直面しています。私たちは将来を担う鯖江の子どもたちのために今なにができるかを真摯に考えなければなりません。国全体で『こどもまんなか社会』の実現が求められている中において、今年、市では(仮称)鯖江市こどもの権利条例や鯖江市こども計画の策定、鯖江中学校の大規模改修、屋内遊戯施設を含めた嚮陽会館の複合交流施設整備など、子どもたちの幸せで健やな育ちを後押しする数々の取り組みが進められます。
本市議会は、合議制の住民代表機関として重要な役割を有していることを念頭に、市民の皆様からご要望などをお聞かせいただきながら、地域課題の把握に努めるとともに、これらの課題解決に向けて、議会から行政側の施策等に対し、意見や提案を積極的に行ってまいりますので、これまで以上のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
年頭にあたり、明るく希望の持てる年となり、皆様にとりまして輝かしい一年となりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和7年 新年
鯖江市議会議長 佐々木一弥
議員がお歳暮・お年賀等の贈りものをすることは、公職選挙法により罰則をもって禁止されています。
また、年賀状(答礼のための自筆によるものを除く)を出すことも禁止されています。
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