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あなたが主役のジェンダー平等~さばえ男女共同参画ネットワークの取り組み~

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福井県鯖江市

性別に関係なくみんなが活躍できる社会を目指して活動する市民団体「さばえ男女共同参画ネットワーク」。会長の八田登師男さんとコーディネーターの加藤裕美さんに活動のやりがいなどを聞きました。

〔はった・としお〕
北陸電力株式会社勤務。(特非)さばえNPOサポート理事長として市内のまちづくり活動も支援。64歳。

〔かとう・ひろみ〕
電子部品メーカー勤務や(公財)ふくい女性財団職員などを経て2017年、働き方改革などを支援する株式会社ForSmileを設立。「夢みらい館・さばえ」館長。54歳。

(八)ネットワークには現在15団体が加盟しており、研修会などをしながらジェンダー平等について私たち自身が考えたり、その意義を広めるための活動をしています。こうした活動は効果が現れづらく、はがゆい思いを抱くこともありますが、継続した発信は大事だと思いますね。
(加)そうですね。皆さんの育ってきた環境が違うように、それぞれの「普通」や「当たり前」が、他者や世代で違うということに疑問を持ちにくい。メンバーの皆さんはまちづくり活動などで活発に活動している方々ですので、メンバーから市民の皆さんにジェンダー平等の必要性が広がることを願っています。
(八)そうした意味でも同じ志を持ったメンバーが増えてくれればうれしいですね。
(加)新規加入はいつでも歓迎です。八田さん、ネットワークの具体的な活動もご紹介しましょう。
(八)活動のメインの一つは朗読劇の作成・発表です。毎年テーマを変えて作っており、今年は「結婚観」にフォーカスを当てました。
(加)3世代の親子間でのやりとりを通して結婚の意味を考えてもらう内容です。おばあちゃんのセリフに「流れで結婚したけど今は幸せ」との言葉があります。
(八)昔はお見合いも多かったですから、その世代の方々の感覚をある程度的確に表現していると思います。
(加)一方で、孫のセリフには結婚相手に求めるものとして「自分が自分らしくいられる相手」との言葉があります。こうした登場人物の何気ないセリフの中にも時代の空気感や男女観、ひいてはジェンダー平等へのメッセージも散りばめています。
(八)朗読劇を見た人からは「新しい視点が得られた」「今までにない気づきにつながった」と好評です。こうした活動を多彩に展開できるのも、加藤さんが館長を勤める夢みらい館・さばえと連携しているからですね。
(加)朗読劇はYouTubeでもご覧になれます。また、啓発用の横断幕も設置しますよ。(幕設置は下記参照)
(八)より多くの皆さんと協働したいというのが私たちの願いです。興味のある方からのご連絡をお待ちしています。

■国際女性デー 横断幕を設置します!!
〔みんなが輝ける世界へ!3月8日は国際女性デー〕
期間:3月1日(土)~3月31日(月)
場所:市役所庁舎正面
趣旨:日々頑張る女性とそれを応援する男性への感謝のほか、みんなが主役の男女共同参画社会の実現への願いを込めて。

問合先:さばえ男女共同参画ネットワーク事務局(担当課 ダイバーシティ推進・相談課)
【電話】53-2215

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