介護についての理解と認識を深め、介護に関わる全ての人を支援するとともに、地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、『いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう』を念頭に、国は11月11日を「介護の日」としています。
■「ノーリフティングケア」とは
持ち上げ・抱え上げ・引きずりなどのケアを廃止し、リフトなどの福祉用具を積極的に使うなど、介護をする際の身体に負担がかかる作業を見直すものです。介護者の腰痛の減少だけではなく、ケアの質の向上や業務改善など、介護する側だけでなく、介護される側にとっても安全安心なケアです。
市内の介護施設では、福岡県が実施している「ノーリフティングケア普及促進事業」にモデル施設として取り組んでいます。
■介護について、あなたはこう考えていませんか
▽介護や看護はすべて人の手でやるべきだ
力任せの移乗介助は、介助される側に不安や痛みが生じて全身がこわばったり、皮下出血や皮膚がむける原因になることもあります。また、介助される人のできることを阻害し、自立度の低下につながったり、「きついことをやってもらって申し訳ない」という負い目から、精神的負担を感じさせることにもなります。
▽介護される側の環境を整えるのが一番で、介護する側は二の次だ
介助する人が安全でなければ、介助される人にとっても安全安心な介護はできません。周りを見てみると、配線コードなどが足元にあったり、よく使うものが低い位置にありませんか?身体への負担はいたるところに潜んでいます。できることから見直してみましょう。
問合せ:介護支援課 介護保険係
【電話】64-1555
<この記事についてアンケートにご協力ください。>