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自治体の皆さまへ

みやまに生きる人(ひと) vol.145

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福岡県みやま市

■農業 田原輝彦さん
たはらてるひこ
趣味は釣りや船、スニーカーコレクション、旧車バイクなど。長崎市出身。
[みやま市にひとこと]
長崎から移住した私を温かく迎えてくれたみやま市の皆さんへの恩返しのためにも、みやまの農業を全国にアピールしていきたいと思います。

大草地区でナスの栽培を営み、JAみなみ筑後の瀬高なす部会の青年部長も務めている田原輝彦さん。以前は、客船やイージス艦などを造る仕事をしていた。奥さんの実家のナス農家を継ぐために長崎県から引っ越して、今年で就農7年目を迎える。
「引っ越した次の日にはハウスの中にいました」と笑いながら話してくれた。

▽支えてくれた地域の輪
「ナスの栽培方法や技術はどんどん新しくなっているので、分からないことを聞ける人がいなかったことが辛かったです」
就農したばかりの田原さんを支えてくれたのは、奥さんや義理の両親、そして近所の農家の先輩たちだった。
「よく声をかけてもらったり、技術を持っている人を紹介してもらったり、いろいろな形で支えてもらいました。大草はナス農家が多い地域なので、そのつながりの中に入れたことが吉ですね」

▽仕事以外の活動も
みやま市子ども連絡協議会の特別役員や消防団員としても活動している田原さん。多忙ながらも充実した日々を送っている。
「地域での活動でできた人とのつながりが、仕事や生活の中でも生きています。これまで支えてくれた妻への感謝の気持ちも込めて、地域の皆さんと頑張っています」

▽船造りとは違う喜び
田原さんは、農薬を減らし、有機肥料を中心にナスを栽培している。ICT(情報通信技術)を用いた農業の研究にも取り組み、みやま市のナス栽培を引っ張っている。
「自分が作った食べ物で人の体ができていく。自分が作ったナスを、『おいしい』と直接褒めてもらえるのは、船を造っていたときとは違う喜びがあります。これからは最新技術を活用し、人とのつながりも大切にしながらより大規模なナス農家を目指します」

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