■靴職人 栗原一平さん
くりはらいっぺい
八女市出身。みやま市に来るきっかけになるスケートボードを始めたのは中学生の頃。
[座右の銘]継続は力なり
[みやま市にひとこと]良い公園やスケートボード場があって住みやすいまちだと思います。
「販売よりも靴の修理などをする方が楽しそうで、自分に合っていると思いました」
福岡市などで靴の販売店や修理会社に勤めていた栗原一平さん。その後独立して地元の八女市に戻り作業場を探していたときに、趣味がきっかけで瀬高町の「クロキ ビスポークルーム」のオーナーと出会い意気投合。同店の2階を作業場として借りられるようになり、2018年に「栗原靴店(くつみせ)」をオープン。靴職人として靴の修理や製作を行っている。
▽地道な作業できれいに仕上げる
靴の修理で多いのは靴底の張替え。靴に合わせて素材を決め、サイズを確認してカット。靴用のボンドで接着し、フィニッシャーという機械で削り、磨いて調整する。「靴底のパーツは細かく分かれていて、それらを揃えて組み合わせるのは地道な作業ですが、靴にはお客様のこだわりや思い入れがあります。修理を終えて、きれいに戻ってきた靴を見て喜んでくれるお客様の顔を見ることが、やりがいになっています」
▽仕事だけでなく私生活も充実
栗原靴店のオープンに合わせ、みやま市に引っ越した栗原さん。交通の便の良さや人の温かさを感じたという。
「筑後広域公園にスケートボードを楽しめる場所ができたので、仕事だけでなく、趣味の面でも充実しています。休日は子どもといっしょに公園に遊びに行きます」
▽数少ない、みやまの靴職人
靴の修理のほかにも財布などの革小物を作っている栗原さん。丈夫で時間の経過とともに柔らかくなり、その変化を楽しめることが革の良さだという。
「お客様から、みやま市で靴職人は珍しいと言われます。革小物の製作も含め、丁寧で早い仕事を通して、靴の修理を今以上に請け負えるように頑張りたいです」
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