■総合食肉卸・小売業
黒木千佳(くろきちか)さん
[好きな言葉]
「おかれた環境で自分らしく輝く」
落ち込んでいた時に母から言われた言葉です。
[今後の目標]
豚脂などのアップサイクル原料を使った、スキンケア商品の開発。
祖父母の代から50年以上続く食肉卸店で、広報・商品企画を担当する黒木さん。後継ぎとして挑戦の日々を過ごす。
◇自分が輝く人生を求めて
大学生の時に文部科学省主催のプロジェクトでオーストラリアへ留学。エコツーリズムや環境保全などを学んだ。卒業後は観光関係の仕事に就く予定だったが、就活時はコロナ真っただ中。改めて将来を考えた時に、「ワクワクを通じて地球を思いやるきっかけを作ること」が自分のやり遂げたいことだと再認識した。家業でそれが実現できると思い、入社を決意した。
◇人々と繋がる会社へ
家族の健康をお肉でサポートしたいと小売業にも力を入れているが、消費者からの認知度の低さが課題だったという。商品やお店のことをもっと知ってもらいたいと、SNSでの情報発信や他社とのコラボ商品開発、イベントでの出店などを始めた。
「『味がおいしいから』はもちろんですが、『この人だから』買ってみようと思ってもらえるような広報を意識しています。笑顔でハキハキと話すことを心掛け、信頼関係の構築を大切に、なんでも相談できるお肉屋さんを目指しています。」
◇自分で感じ、自分で学ぶ
受け身ではなく何にでも主体的に挑戦したいという黒木さんは、現在福岡県が主催する「アトツギ・ジャンプ」プロジェクトに参加している。
「会社の中でのアトツギは私一人ですが、プロジェクトを通して多くのアトツギ仲間に出会えました。自分がやるしかないというやる気に満ち溢れた環境で、専門家からのアドバイスを受けながら学んでいます。全国の人に会社やみやま市を知ってもらえるよう挑戦し続け、もっともっと盛り上げていきたいです。」
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