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[シリーズ One Health]ワンヘルスでつながる 明るい未来のまち みやま

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福岡県みやま市

「みやま市ワンヘルスフェスティバル2024」開催
10月5日、さわやかな秋晴れの空の下、総合市民センターMIYAMAXを会場に「みやま市ワンへルスフェスティバル2024」が開催されました。基調講演やトークショー、ワンへルス楽校、各種体験ブースなどが盛りだくさんで、気軽にワンへルスを知って体感できるイベントに会場は大盛り上がり。約3000人が訪れ、活気あふれる一日になりました。

■基調講演
佐々木 理恵さん
NHK「おはよう九州・沖縄」キャスター・気象予報士
テーマ「気候変動がもたらす環境への影響」佐々

この100年で世界の平均気温は0・76℃上昇。気候変動を体感するようになりました。大雨や記録的な高温が増え、災害は激甚化、農作物の不作など暮らしへの影響も数多く表面化しています。日々使うエネルギーや資源、食事の選択など生活のあらゆる側面が、地球環境に影響を与えているのです。世界のどこかでしわ寄せとなって現れ、特に脆弱な地域で自然災害や生態系の崩壊を引き起こしています。地球上は良くも悪くも繋がっていることを、私たちはコロナ禍でも実感しました。
ここで注目したいのがワンヘルス。人間・動物・環境が相互に関連していることを示し、全てが健康であるよう総合的にアプローチすることです。気候変動で生態系が変化し、動物から人間に感染する病気のリスクも高まる中、ワンヘルスの視点はますます重要になっています。例えば、脱炭素の取り組みは自然エネルギーへの転換などありますが、近年注目されている「ブルーカーボン」は、海藻が吸収するCO2を増やすことで大気中のCO2を減らすもので、既に福岡の海で進んでいます。
気候変動との関連性を理解しワンヘルスの理念が広まることで、より持続可能な社会を築くことができるはずです。これからの未来を守るためにそれぞれの一歩を進めましょう。

■スペシャルトークショー
◇映画「いのちスケッチ」監督 瀬木直貴さん
「いのちスケッチ」という映画を通して、命に関わるさまざまな出来事に直面しました。自分自身のみならず、周りの環境や人への思いを大切にすることが、僕が思う「ワンヘルス」です。

◇「いのちスケッチ」出演俳優 藤本泉さん
動物と触れ合ったり、海に潜ったり、実際に体験することで人と動物と環境の関係をより理解するよう努めています。こうしたさまざまな体験ができるイベントで多くの方にワンヘルスが広まっていけばいいなと思います!

■実践の気軽な第一歩!ワンヘルス楽校
第4回ワンへルス楽校が行われ、約30人が参加。県保健環境研究所や県ワンヘルス総合推進課の担当者を講師に招いて、ワンへルスの理念や重要性、ワンへルスセンターについての概要が詳しく説明されました。参加者からは「ワンへルスが身近に感じられた」「ワンへルスセンターの設立が楽しみ」などの感想が聞かれました。

■ココロもカラダも満たすワンヘルス体験
(※詳細は本紙をご参照ください。)

◇ワンへルスラッピングカーを導入しました!
ワンへルスの普及啓発を図るため、公用車にくすっぴーをメインとしたラッピングを行いました。市内外にみやまワンへルスをPRできるよう積極的に活用していきます!

■ワンヘルス宣言!
ワンヘルスに取り組む市民の皆さまの声をご紹介します。
一緒にワンヘルスの輪を広げていきましょう!

◇東山薬局 管理薬剤師
河野 雅智子さん

『60年の経験から取り組むワンヘルス』
開業以来60年間、地域の人々の健康づくりに携わってきた経験が、ワンへルスの理念と通じていることから宣言事業者登録をしました。
高齢化が進むみやま市で現役世代の自分たちができることはなにかを考え、地域の人々が安心して健康について話し合うことができる環境を作るため、毎月2回の健康運動教室や健康教室、健康測定会を開催しています。また、保護猫活動にも取り組んでおり、店舗にいる保護猫との触れ合いがお客様の心の癒しにつながり、喜ばれています。
今後は、すべての人々がそれぞれの体質や持病、悩みに応じて正しい情報やアドバイスを受けられるように努めるとともに、私たちの活動を通して人と動物と環境の健康と幸福に貢献できれば嬉しいです。

問合せ:総合政策課 ワンヘルス総合推進室
【電話】88-9754

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