■串屋せん 相島ミカ(あいしまみか)さん
[好きな言葉]
食べることは生きること
[ひとこと]
同じ飲食業で働く娘が先生のような存在です。みやまを盛り上げていきたいねと2人で話しながら切磋琢磨し合っています。
廃棄されるおからを利用した「おからかりんとう」などで、フードロスの削減や地産地消に取り組む相島さん。2009年から営業していた居酒屋を畳み、お菓子や惣菜などの製造・販売に力を注いでいる。
◇コロナ禍が転機に
「試食ができて気軽に手に取ってもらえるような商品を」と知り合いから相談され、おからかりんとうを開発。その後居酒屋とかりんとう作りを掛け持ちで行ってきた。しかしコロナ禍になると、居酒屋を開けていてもお客さんは来ない。やる気はあるのに仕事ができない。寂しくやるせない日々が続いたという。そこで相島さんは長年続けてきたお店を閉め業務転換することを決意した。
◇仕事も趣味も一生懸命に
さまざまな商品を開発する相島さんは日頃からアイディアを探しており、趣味のツーリングでは九州の道の駅を全て制覇したという。
「趣味として行っても仕事のことが頭から離れず、これならみやまの食材でもできるのでは、とつい考えてしまいます。でもそれが楽しくて、やめられないです。『仕事も趣味も一生懸命』が私のモットーですね。」
◇みやま市を世界へ発信
自慢の商品を知ってもらうことはもちろん、みやま市の良さを知ってもらい、移住する人が増えてほしい、と思いを話す相島さんは、参加する展示会やイベントには必ず市のパンフレットを持参しているそうだ。
「私はみやま市に来た時、まず水がおいしいと思いました。そして、その水で育つ農産物のおいしさに、ここは自然豊かで食の宝庫だと思いました。そんなみやま市をもっと多くの人に知ってほしいと思っています。自社製品を全国や海外に販売することが、市のPRにも繋がれば嬉しいです。」
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