文字サイズ
自治体の皆さまへ

電気を選ぶ 未来を創る

1/26

福岡県みやま市

市は2021年8月、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティみやま」を宣言しました。市が出資する第3セクターとして2015年3月に誕生したみやまスマートエネルギー株式会社(以下「みやまSE」)とともに、エネルギーの地産地消による経済循環を掲げ、域内の脱炭素に積極的に取り組んでいます。
脱炭素に向けた、市とみやまSEの持続可能なまちづくりのための取り組みを紹介します。

1.エネルギーの地産地消で経済を循環
市内で発電された再生可能エネルギーをみやまSEが市内の事業者や個人に売買することで、市外に流出していた電気料金が市内で留まるようになり、雇用や地域経済の循環を生み出すようになりました。
その循環を見える化するため、市と連携して電気の利用料に応じたデジタル地域通貨の付与を開始。1kwhあたり0.15コインが付与され、たまったコインは1コイン=1円として市内の加盟店で利用できます。

電気を生み出す⇒電気を使う⇒コインが付与⇒市内のお店でお買い物

2.啓発の取り組み
みやまSEは市の出前講座や中小事業者向けの「省エネセミナー」、小学生向けの副教材作成にも携わり、市の取り組みを知ってもらうとともに、郷土愛を育む活動にも取り組んでいます。
レストラン型コミュニティスペース「さくらテラス」では、みやまの特産品をふんだんに使ったランチプレートの提供や市外の人向けのツアーにも参加するなど、市の魅力発信を行っています。

3.脱炭素への取り組み
市役所と図書館、消防本部では、みやまSEが提供する「再エネプラン」を利用することで市内のメガソーラーから生み出された環境価値を使用し、二酸化炭素排出量「実質ゼロ」を達成しています。
みやまSEでは2024年1月から、有明ひまわりセンターのごみ焼却により発電した電力の買い取りを開始。ごみを焼却する際に発生した電気を域内で取り扱うことで、経済循環や脱炭素を推進していきます。

今、社会では、単に安さだけではなく人や社会、地球環境、地域に配慮した消費行動が求められています。私たちの日々の消費行動が、雇用や環境問題などの課題を解決する取り組みにつながります。電気を選ぶこともその一つ。安心して暮らせるみやま市を次世代に残すため、今の自分にできることから始めませんか。

問合せ:
みやまスマートエネルギー株式会社 みやま市瀬高町小川15-1【電話】63-2132
エネルギー政策課 エネルギー政策係【電話】64-1545

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU