■農業 森和政(もりかずまさ)さん
瀬高町出身。趣味は魚釣りで、先輩や友達と川にも海にも行きます。
[ひとこと]
ベテランの先輩方に少しでも近づけるように頑張ります!
瀬高町文廣で『博多なす』を栽培する森和政さん。夫婦二人で約2300平方メートルのハウスを営む。
実家がナス農家でハウスなどの設備がそろっていたことや、コメ農家である義父から「一緒に農業をしないか」と誘われたことをきっかけに就農した。
◇周りの支えあってこそ
就農して今年で7年目になる森さんは、「ここまでやってこられたのは、周りの支えがあったからです」と話す。
何もわからない頃から二人三脚で歩んできてくれた農協の指導員。ナスの栽培に詳しい上なんでも聞きやすく、日頃からいろいろな相談をしているという。「この方の支えは大きいです」と、取材に立ち会った指導員にこれまでの感謝を伝えた。
また、困ったときはすぐに教えてくれる近所の農家さんや先輩方には、「就農当初知り合いが少なくて不安だった時からずっと気にかけてもらい、本当に助けられました」と当時を振り返った。
◇家族への思い
「農業は、病害虫や災害などに悩まされますが、時間の融通が利き、子どもとの時間を作れることが嬉しいです」と森さんは話す。入学式や発表会など、行事にはできるだけ参加するようにしており、子どもの成長を実感できているそうだ。家族そろってハウスにいることも多く、子どもたちも農作業を手伝ってくれるという。取材当日は「お父さんをかっこよく撮って!」という息子さんの元気な姿が印象的であった。
「なかなか遠出できなくても、文句ひとつ言わない子どもたち。農業と家庭を両立している尊敬する妻。私たち家族を支えてくれる両親。みんなには本当に感謝しかないです」
最後に森さんは、「収量を安定させることが今後の目標です。そして、義父から誘われた稲作にも挑戦していきたいです」と力強く語った。
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