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みやまに生きる人(ひと) vol.159

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福岡県みやま市

■FLOUR(フラワー)
壇 久美(だんくみ)さん
豊前市出身。趣味は美味しいものを食べることと、食器集め。
[ひとこと]
旬の食材を使った商品開発がとても楽しいです。
『ご縁と繋がり』でたくさんの人に出会えたことを本当に嬉しく思います。

16年間務めた特別支援学校の家庭科教諭を辞め、昨年4月、夫の出身である瀬高町に移住してきた壇さん。現在は、米粉ノンオイルシフォンや米粉の焼き菓子、米粉パンの製造販売・レッスンをしている。

◇理想の人生を求めて
移住後も教諭として働くことはできたが、コロナ禍を機に自身の今後の生き方を考えたという。
長年務めていくうちに、思い描いていた働き方とのギャップを感じていた日々。そんな中、楽しみのひとつになっていたのが、子どもが寝静まった後のマスク作りだったそうだ。この時、「作ることが好きなんだ」と改めて実感したと話す。
また、実家に帰った時、生き生きと農作業をする夫の姿。自身が作った製品をマルシェで楽しそうに販売する友人。「私もこんな風に輝きたい」と強く思うようになった。

◇米粉に引き寄せられ
今後の生き方を考えている時、友人や夫の知り合いから米粉をもらったり、作るのが好きだったシフォンケーキを、米粉で、かつノンオイルで作る講師と出会ったりと、米粉に引き寄せられるように出来事が続いたそう。「これが私の使命かもしれない。私が作った製品で、米粉の更なる可能性を広げたい」と思い、今の事業へスタートを切った。

◇みやまの農産物を全国へ
移住してくる前からみやまの農産物を食べる機会があり、その美味しさに驚いていたと話す。しかし夫が農業を始めてから、農業の厳しさや、規格外の野菜などを廃棄する姿を見て、「どうにかできないか、もっとみやまの農業を盛り上げるために自分にできることはないか」と模索していたそう。その一つとして現在は、ドライ野菜の試作や、全国に商品を届けるための準備を始めている。
「美味しいことはもちろん、私が作る製品を通して、魅力あるみやまの農産物を全国に広めたい、そんな思いで活動しています。コンセプトは『米粉を花のように美しく』。生産者の頑張りや温かみを届けるバトン役として、みやま市に恩返しできるよう頑張ります。」

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