みやま市ってどんなまち?
「なんもない」と思ったあなた。私たちが当たり前に受け取っている自然の恵みの素晴らしさに目を向けていないだけかもしれません。
■古代からつづく、みやま有明の恵み
月のリズムによる有明海の満ち引きと矢部川の氾濫によって、みやまの地には海と山の養分が堆積し、古くから肥沃な土壌を形成してきました。さらに日照量にも恵まれていることから、農耕に最適な地として先人たちがこの地を選び、3千年の時を超えて豊かな食文化や伝統を育んできました。言い換えれば、みやまの地には、文明が栄える条件がそろっていたということ。
市では、令和5年9月に「調う、」をコンセプトとした第2期シティプロモーション戦略を策定して取り組んでいます。
先人たちが築き、大切に受け継いできたみやまの本当の魅力を、みやまに暮らす私たちがまず実感し、大切に守り、そしてみやまを訪れる方を優しくお迎えすることがシティプロモーションに繋がります。
単なる情報発信ありきのプロモーションではなく、自然と誰かに伝えたくなる、そんなみやま市を市民の皆さまとともに目指してまいります。
■コンセプトは「調う、」―。
「調」という漢字には、互いがほどよくつりあうこと、手を加えてほどよくすることなどの意味があります。キャッチコピー「くらし調う、みやま有明」には、人と人、人と自然、自然と自然が互いに生かし合いながら共生し、くらしの質を高めていきたいという思いを込めました。
また、ロゴマークに描かれた上の手は「くらしをつくりだす手」、下の手は「歴史や風土、文化を大切に拾い上げ、守り続ける手」、両の手で「人と自然など、自分以外の誰か、何かの幸せを思う利他の心」を表しています。
◇みやまファンを生むブランディング
事業者をはじめとした市民の皆さまと、地域の魅力を再発見し、市内外へ発信するため、「みやま市ロゴマーク及びキャッチフレーズ使用取扱要綱」を制定しました。使用する際は、申請が必要です(使用料は無料)。みやま市の魅力をともに発信していきましょう。
◇ブランディングアドバイザー 東京農工大学客員教授 福井隆さん
古代の古代、みやまの地にはたくさんの島々が点在し、有明海に面した女山の麓や海津などに、いくつかの湊(みなと)がありました。当時、大陸からの船の往来による人や文化の交流が盛んであったことや、稲作漁労文化を担った長江文明の担い手たちが、海を渡り有明文化圏に渡って来たことが推測されています。この地は日本文化のまほろば、これこそがみやまの本当の魅力ではないでしょうか。
◇ブランディング推進委員会委員長 德永順子さん
みやまにこれほど豊かな食文化が発達した背景には、平和に恵まれた暮らしと、それを素直に受け継いできた人々の心の豊かさがあるからだと思います。このロゴマークは、月、波、手、有明海など、みやまの風土や歴史を表す象徴的なデザインとなっています。自然と共にあり、みやま市の魅力をともに自然との調和がとれた豊かな「みやま発信していきましょう。のくらし」を、市内外の人にもっと知ってもらいたいです。
■コンセプト企画「つきなみ旅」 つきなみでない体験をあなたに
市では、シティプロモーションのコンセプトに基づいたプログラム「つきなみ旅」を毎月実施しています。自然との調和をじっくりと感じられる体験や、先人の知恵で受け継がれてきた食文化など、「調う、」を実感できる充実の内容となっています。詳細は市ホームページをご覧ください。
◇実施例
(1)清水寺本坊庭園でお月見とお茶会
(2)「からだ調う」酵素ドリンク作り体験
(3)我が家だけの「手作りしめ飾り体験」
※体験プログラムや商品開発、ブランド化に興味がある事業者は、みやまブランディング推進委員会(商工観光課内)へ問い合わせください。
問合せ:商工観光課 商工観光係
【電話】64-1523
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問合せ:総合政策課 シティプロモーション係
【電話】64-1550
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