■子どもたちが健やかに成長する権利を守る
こども家庭庁は、毎年11月を「秋のこどもまんなか月間」として、児童虐待防止のための啓発活動を行っています。
◆こども基本法が制定
令和5年4月に「こども基本法」が施行されました。同法の趣旨は、全ての子どもが将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現です。
子どもの権利を侵害することは、親であっても許されません。しかし「しつけのためなら子どもをたたくことはやむを得ない」という意識が今も根強くあります。令和4年の児童福祉法などの改正により、体罰だけでなく暴言などで子どもの心を傷つける行為は法律で禁止されました。罰として食事を与えない、子どもを無視する、子どもの目の前で配偶者に暴力を振るうなど苦痛や不快感を与えることは児童虐待であり、子どもの成長-発達に悪影響を与えます。体罰などによらない子育てを意識していくことが大切です。
《子育ての工夫ポイント》
◇子どもの気持ちや考えを聞く
子どもに考えを聞いて、どうしたらよいか一緒に考えましょう
◇肯定的な言葉で声を掛ける
してほしい行動を子どもに具体的に伝えましょう
◇成長・発達に合わせた対応をする
今できていることに目を向けましょう
◇いいこと、できていることを具体的に褒める
何かできたときは頑張りを認め、いっぱい褒めましょう
◆一人で悩まず相談を
子育て中は、育児疲れや子育てへの不安からストレスを抱えやすくなります。誰かに話を聞いてもらうだけで気分が楽になることも。悩んだときは、気軽に相談してください。
《児童虐待についての相談》
周りに心配な子どもがいるときは迷わず連絡
◇児童相談所虐待対応ダイヤル
【電話】189
(通話料無料)
住んでいる地域の児童相談所につながり、匿名でも受け付けます。秘密は守ります
◇久留米児童相談所
【電話】0942-32-4458
【FAX】0942-32-4459
《子育ての悩みについての相談》
◇こども子育てサポートセンター
【電話】0942-30-9302
【FAX】0942-30-9718
◇家庭子ども相談課
【電話】0942-30-9208
【FAX】0942-30-9718
《DVや家庭問題についての相談》
◇家庭子ども相談課
【電話】0942-30-9063
【FAX】0942-30-9718
問い合わせ先:家庭子ども相談課
【電話】0942-30-9208
【FAX】0942-30-9718
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