■みんなで取り組む安全安心のまちづくり
久留米市の「安全安心のまちづくり」の取り組みが評価され、3回目のセーフコミュニティ国際認証を取得しました。これまでの成果と取り組みのポイントを紹介します。
◇3回目の認証
「身の回りで起こるけがや事故は、予防で減らすことができる」というセーフコミュニティの基本的な考え方に基づき、市は、平成23年から市民の皆さんと協働して「安全安心のまちづくり」に取り組んでいます。
昨年8月に行われた国際認証審査で、審査員から「災害やコロナにも関わらず、取り組みを工夫し、成果に結びついていることは、本当に素晴らしい」と、高い評価を受けました。12月9日に久留米シティプラザの久留米座で行われた認証式で、原口新五市長は、「認証取得はゴールではない。大切なのは、けがや事故に遭わないようにみんなが少しずつ注意すること。セーフコミュニティの原点に立ち返り、安全安心な久留米を作りましょう」と呼び掛けました。
◇取り組みは着実に浸透
取り組みの成果は数字に現れています。令和4年の交通事故件数は1195件。平成23年と比較して60.4%減少しました。校区防災士は平成28年度の15人から157人と10.4倍に増えています。
子どもたちにも取り組みは浸透しています。セーフコミュニティ標語は応募数が年々増加。今年度は過去最高の3441点の中から、平山瑛志郎さん(西牟田小4年)の「ゆだんせず 見なれた道でも 右左」が最優秀賞に輝きました。
一人一人の日頃のちょっとした取り組みが「安全安心な久留米」の実を結びます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>