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自治体の皆さまへ

私の新春メッセージ

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福岡県久留米市 クリエイティブ・コモンズ

■ひたむきに歩んだ1年 さらなる躍進へ
昨年は新型コロナが5類へ移行し、日常が戻ってきたと思った矢先、大雨による災害が発生。久留米市は大きな被害を受けました。
さまざまな分野で奮闘した4人に昨年の活動の思いや今年の抱負を聞きました。

■誰もが活躍する社会を目指す
知的障害のある人たちのオリンピック「スペシャルオリンピックス(=SO)」の支援活動を始めて10年になります。当初、久留米には練習できる競技が競泳のみで、選択肢を増やしたい一心で、職場の卓球場を練習場所として提供。ラケットに触ったこともない子たちが、練習を重ね大会へ出場するまでになり、応援する家族の目には涙があふれていました。SOには子どもの成長と共に、家族も幸せになっていくすてきな光景があります。おととし、女子選手が全国大会で銀メダルを受賞。今年も選手、コーチ、ボランティア、家族が一丸となって練習に励みます。活動は周囲の支えがあってこそ。感謝の気持ちを忘れず、より多くの人にSOを知ってもらい、裾野を広げていきたいです。障害のある人があらゆる場で活躍するのが当然の社会となり、誰もがバリアフリーの心を持つことを願っています。
スペシャルオリンピックス日本福岡・理事
北原透江さん

■目標に向けて進み続けた1年
無人販売・自動販売機のトータルプロデュースを行う「JiHAN(ジハン)」を立ち上げて、今年で10年になります。初めは飲料自販機のみを扱っていましたが、新型コロナで高まったテイクアウトブームに注目し、飲食店と連携した冷凍自販機を導入。うどんや食パン、ケーキ缶など、自販機の中身はいまやあらゆる分野に広がっています。
昨年は「令和6年に物販自販機の市場を10倍にする」という目標に向けて準備を進めてきました。その第一弾として、昨年10月にAIカメラを搭載した自販機を開発。マーケティングが難しい分野で、顧客のニーズ分析を可能にしました。企業ミッションである「売り手難民と買い物難民の救済」をかなえられるのが自販機です。これからもミッション達成のためにチャレンジし続けていきます。
JiHAN自販機プロデューサー
堤真一さん

■チャレンジし続けた高校生活
昨年、生徒会長とソフトテニス部キャプテンとして全力で突き進みました。7月の大雨で校舎は浸水。教室や機材が使えなくなり、授業もできなくなりました。生徒会で清掃活動をしようと考えたのですが、衛生上の問題で実現できず、もどかしかったです。そんな中、10月の体育祭は成功させたいと生徒一丸となって取り組みました。運動場が使えず、会場を久留米アリーナに変更。室内競技を模索し、プログラムを作成しました。例年ブロックで対抗していたバックスクリーンの作成は、全ブロックが協力して1枚の絵に。「ピンチをチャンスに」という気持ちでチャレンジし続け、無事成功させることができました。今年から、憧れていた市内の工場に就職します。社会人として会社への貢献だけでなく、地元久留米にも恩返しできるようにチャレンジしていきます。
浮羽工業高校3年
田代大悟さん

■「がんばろう久留米」で応援
普段は消防団員として訓練や消火活動に取り組んでいます。知人に誘われ、興味を持って消防団に入団したのが平成17年。4年後には女性で5人目のはしご隊員になりました。新型コロナの影響で、はしご演技を見せる機会がなくなっていましたが、令和4年の水の祭典久留米まつりで久しぶりに演技ができました。昨年の水の祭典にも出場して、やっと本来の夏が戻ってきた気がしてうれしかったですね。祭り直前に起きた7月の大雨災害を受けて、久留米を元気づけようと「がんばろう久留米」の幕を掲げることをはしご隊から提案しました。
はしご演技の醍醐味(だいごみ)は、「大丈夫かな」「落ちないかな」と観客に緊張感を感じてもらうことです。今年の消防出初式は4年ぶりに通常規模で実施します。皆さんをハッとさせる演技を披露することが楽しみです。
はしご隊員
飯田記子さん

問い合わせ先:広報戦略課
【電話】0942-30-9119
【FAX】0942-30-9702

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