■訪問や声掛けで見守る
民生委員・児童委員は、厚生労働大臣から委嘱を受けて、地域の福祉向上に取り組むボランティアです。任期は3年で、市内で563人が活動中。一人暮らしの高齢者宅への訪問、子どもたちや親への声掛けなどが主な活動です。困り事の相談に応じたり、関係機関や団体、地域につないだりする役割も担っています。
令和5年度は高齢者に関する相談が最も多く、全体の半数を占めました。子どもに関することや、障害に関する内容も受けています。悩みを丁寧に聞き取り、不安や負担を解消する手助けをしています。
大善寺地区民生委員児童委員協議会会長の森洋介さんは「高齢者だけの世帯を毎月訪問し、困ったことがあったら言ってねと話しています。民生委員・児童委員は子どもから大人まで見守る役割。安心して頼ってください」と話します。
■つながるきっかけに
今年は、3年に1回の「在宅高齢者基礎調査」があります。10月から、民生委員が75歳以上の高齢者のみで暮らす世帯を訪問します。調査をきっかけに、健康や生活に関する悩みなども気軽に相談してください。秘密は固く守ります。住んでいる地域の民生委員・児童委員を知りたい場合は、問い合わせ先に確認してください。
◇令和5年度の相談・支援件数
■10月から在宅高齢者世帯を訪問調査
在宅で暮らしている高齢者を対象に、身体状況や健康状態、介護状況、日常生活の困り事などを調査します。地域の見守りや必要な福祉サービスの利用につなげていきます
調査対象者:75歳以上の一人暮らし世帯、高齢者のみ(夫婦、きょうだいなど)で暮らしている世帯
調査期間:10月1日(火)から11月30日(土)まで
調査方法:民生委員・児童委員が個別訪問し、「在宅高齢者基礎調査票」に基づいて聞き取ります。調査時は、「民生委員証(写真入り)」を携帯しています
問合せ:地域福祉課
【電話】0942-30-9174
【FAX】0942-30-9752
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