令和5年度の一般・特別・公営企業会計の決算議案は、10月18日に会期末を迎えた市議会で認定されました。決算状況と主な取り組みを報告します
■一般会計
◇歳入
総額:1,507億1,473万円
◇歳出
総額:1,495億7,048万円
■一般会計
◇物価高騰や大雨に対応
令和5年度は、浸水被害や急激な少子化、人口減少への対応を重点的に取り組みました。物価高騰や大雨の影響を受けた市民の生活を守るため、13回の補正予算を編成しました。
一般会計の歳入は、1507億1473万円で、令和4年度から約41億1026万円、2.8%の増加となりました。歳出は1495億7048万円で、約42億3276万円、2.9%の増加。歳入から歳出を差し引くと11億4425万円で、令和6年度への繰り越しを除いた実質収支は7億7013万円になりました。
◇市債・基金の残高
市債の残高は、1273億円。合併特例債などの返済が進み、令和4年度より約40億円減少しました。基金残高は、令和5年度末で221億円。災害復旧費用などの影響で、前年度から約13億円減少しました。
■特別会計
◇事業を確実に進める
特別会計は特定の収入を基に事業を行うものです。全10会計の歳入計は1024億9199万円で、歳出計は1004億4327万円。全ての会計で黒字。全特別会計の実質収支の合計は20億4272万円になりました。
問い合わせ先:財政課
【電話】0942-30-9117
【FAX】0942-30-9703
■公営企業会計
◇安定供給のために
水道事業と下水道事業は、水道水の供給と生活排水の処理を安定的に行うため、設備の更新や長寿命化、耐震化に取り組みました。
問い合わせ先:上下水道部経理課
【電話】0942-30-8506
【FAX】0942-30-8570
■主な事業
◇安心・安全のまち
・流域治水の推進 47億5,232万円(下水道会計含む)
雨水貯留能力が令和3年度の約2.6倍に増加
◇活力のあるまち
・園芸農業等総合対策事業 11億3,264万円
ハウス施設の整備やスマート農業機械の導入などを支援
・四季のイベント振興・まちなか賑(にぎ)わい創造事業 1億4,236万円
水の祭典などのイベントをコロナ禍前の規模で開催
・地域企業経営力強化促進事業 1,369万円
DX活用や販路開拓など、将来を見据えた企業の前向きな取り組みを支援
◇令和5年7月大雨対応
・被災インフラの復旧等 50億9,142万円
被災した道路や河川、農林業施設、学校施設などの復旧や災害ごみの処理、被災家屋の解体などを実施
・被災者生活再生支援 1億6,086万円
災害見舞金の支給や災害ボランティアセンターの設置運営など
◇活き活き生活・活躍できる共生のまち
・子ども医療費助成 12億873万円
子どもの通院・入院に係る医療費を助成
・不登校対応総合推進事業(小・中) 4,823万円
小学校児童への登校支援や中学校での学習支援、教育相談などを実施
・校区コミュニティ組織・市民活動団体への支援 6億1,709万円
校区住民や市民活動団体などとの協働のまちづくりを促進するため、活動経費を助成
◇物価高騰対策
・給付事業 50億5,659万円
子育て世帯や低所得世帯を支援するため、国の交付金などを活用し、給付金を支給
・障害者施設・高齢者施設・保育所等物価高騰対策事業 5億8,132万円
事業者の負担を軽減するため、物価高騰の影響を受けた施設の光熱費などを支援
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