■将来を見据えた行政運営の実現を
監査委員は、久留米市の予算の使い方や事務手続きなどを毎年監査し、改善すべき点などの指摘や意見を公表しています。令和5年度に実施した監査結果の概要は次の通りです。
◆定期監査
全部局の監査を実施した結果、おおむね適正に事務が行われていました。一部で以下のような指摘を行いました。
◇定期監査による主な指摘事項
◇監査委員の意見
・都市機能維持のための施策
今後策定予定の久留米市新総合計画においては、できる限り人口を減らさない取り組みを検討するとともに、都市機能を維持していくために必要な施策などについて掲げること。
・持続可能な行政運営の実現
住民票など証明書のコンビニエンスストア交付への誘導強化やオンラインによる行政手続きの拡大など、市民が来庁する頻度の低減及び窓口での市民の待ち時間短縮を実現すること。そうした取り組みにより、中長期的には窓口で接遇する職員数を縮減でき、人口減少時代においても、持続可能な行政運営の実現につながる。
◆財政援助団体等監査
市が出資や財政的援助を行っている団体を監査した結果、おおむね適正に事務が行われていました。一部に郵便切手等管理事務の誤りなどの不備がありました。
◇監査委員の意見
・中長期的な経営計画の策定
公益財団法人久留米観光コンベンション国際交流協会は中期経営計画を策定していない。市の観光・MICE(マイス)戦略に基づき事業を実施しているとのことだが、十分な成果が上がっているとは言えない。費用対効果を高める視点で、当財団としての中期的・具体的な経営計画の策定に努めること。
これまでの監査結果などは、本庁舎地下1階行政資料コーナーや市ホームぺージで公開しています。
問い合わせ先:監査委員事務局
【電話】0942-30-9232
【FAX】0942-30-9718
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