文字サイズ
自治体の皆さまへ

市民活動の活性化 「困った」も「喜び」も自分ごととして

2/26

福岡県久留米市 クリエイティブ・コモンズ

久留米市では、さまざまな人や団体が市民活動に取り組んでいます。社会問題や地域課題の解決に向けて、自分たちで考えて活動し、思いを形にしています。

■市民活動で絆が生まれる
市民活動の目的は、子育て支援や高齢者の孤立防止、地域の魅力向上などさまざまです。誰かの「困った」を解消するための方法や、共感を増やす取り組みなどを自分たちで考え、活動しています。その結果、地域で市民同士のさまざまな絆が生まれ、多くの人の幸せや喜びにつながっています。

■補助金で後押し
市は「市民活動・絆づくり推進事業費補助金」(絆補助金)制度で活動を支援しています。対象は、市民活動団体や地域コミュニティ組織などの活動。必要な経費の一部を補助します。令和5年度は、71団体が活用しました。
絆補助金は、これから活動を始めたい人も、現在の活動を新たな視点や方法で広げたい人も活用できます。申請に必要な条件や申請締切日など、詳しくは市ホームページを確認してください。活用を検討している人は、事前に協働推進課に相談が必要です。

■活動の相談は「みんくる」へ
「市民活動サポートセンター」では、団体の設立や運営に関する相談、他の団体との交流、会議室の貸し出しなどを行っています。通称「みんくる」。くるめりあ(六ツ門町)6階にあります。各団体の悩みに寄り添い、活動を支援します。

◎「みんくる」について詳しくはこちら
※QRコードは本紙P.4をご覧ください。

問合せ:みんくる
【電話】0942-30-9067
【FAX】0942-30-9068

■クラウドファンディングで市民活動を応援
市民活動団体が、ふるさと納税のポータルサイトでクラウドファンディングに取り組みます。市民活動を気軽に応援できる仕組み。寄付金は税控除の対象です。

対象団体(事業内容):
・わたしと僕の夢(小中学生の学習・食事支援や居場所の提供)
・umau.(ウマウ)(子どもの見守り事業や、ひとり親家庭への食材配達活動)
・久留米健康くらぶ(認知症の早期発見・進行防止)
・花火動乱蜂保存会(花火動乱蜂の継承)
・皆で懐メロを唄(うた)う会(介護予防を目的に懐メロを唄う催しを開催)
寄付募集期間:10月1日(火)~12月31日(火)

■出会いが広がり、縁がつながる
◇思いが人をつなぐ
まちいくサロンcote代表・保育士 村谷純子さん・助産師 龍聖子さん
子育て世帯を地域全体で支え合う関係性を作ろうと「まちいくサロンcote(コティ)」を設立しました。専門家による絵本の読み聞かせやタッチケア(※)教室などを毎月開催。子育てを見守りながら、子どもたちの成長を応援しています。絆補助金を活用し、イベント周知のチラシを作成したり、絵本を購入したりして、活動の幅が広がっています。
8月から絵本の貸し借りをしながら多世代交流を広げようと、ミニ図書館「あおぞら絵本文庫」をスタートします。一人でできないことでも、思いが人をつなぎ、実現できるのが市民活動。これからも皆さんとの縁を大切にしながら活動していきます。
※赤ちゃんの発育に重要な親子の触れ合いをベビーマッサージなどで行うこと

◇挑戦するからできる
SPIRIT COLOR(スピリットカラー)代表 三浦真紀さん・三浦晃平さん
新型コロナで、子どもたちの遊び場や子育て世代の交流の場がなくなりました。子どもとして過ごす期間は長い人生のうち、たった20年弱。限られているこの時間にたくさんの経験を積んでほしい、そして、そのような子どもをもつ世代をサポートしたい、という思いで活動を始めました。マルシェや交流会を開催し、憩いの場を提供。絆補助金は、イベントの会場費やチラシの作成に役立てています。
活動するうえで大切にしているのは「できるからやるのではなく、やるからできるようになる」ということ。これからも思いに賛同してくれる人たちと活動の輪を広げていきたいですね。

問合せ:協働推進課
【電話】0942-30-9064
【FAX】0942-30-9706

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU